ふるさとだより


全盲のピアニスト

今年の6月、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで見事優勝したのは、全盲のピアニストでした。世界中が涙した瞬間だったと思います。名前は辻井伸行さん。彼は、1988年に生を受けましたが、生まれた時から目を開かないばかりか全く見えない“小眼球症”と宣告されたそうです。お母さんはどんなにかショックだったか!しかし、盲導犬を連れて福祉の講演活動をしたり、美術館や歌舞伎に行くなどアクティブな人生を歩んでいる福沢美和さんに刺激され、さらに彼女に「普通に育てたらいいのよ」と言われたことで、前向きに生きられるようになったと言います。お母さんは、1歳にも満たないうちから我が子の感性の鋭さに驚かされたそうです。例えばブーニンが弾く「英雄ポロネーズ」がお気に入りで,手足をバタバタさせたそうですが、別の奏者による「英雄ポロネーズ」では全く反応を示さなかったそうです。それを聞き分けられる耳(感性)を持っていたといいます。眼が見えていなかったからこそ、与えられた感覚・・・。

誰でも生を受けた時は五体満足ならば・・・と言っていても、成長するにつれて、他人と比べて劣るところはどうしても目についてしまいがちですよね。でも、良い所を見つけて、褒めてあげるようにすれば、それが必ず伸びるはず。そうやって子育てをしていきましょうね。

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