ふるさとだより


「修身」

戦前は学校の授業に「修身科」という授業がありました。その名の通り“わが身を修める”学問です。アメリカGHQの指令で、敗戦後、教育勅語や修身の教えはなくなってしまい、日本人が骨抜きになってしまったといわれる所以は、こういうことに原因があるとされています。私が大学時代は、修身を学んだ先生方が揃っておられたので、姿勢、歩き方を含む身のこなし方や、言葉遣いが違っていました。学長さんですら、すれ違いに挨拶をすると、深々と頭を下げてくださり、こちらが恐縮してしまうほどでした。「修身」では、人間というものは、目下の人に対する言葉づかいによって人柄が分かると教えています。・・・・又、例えば「推心(ちしん)を去る」すなわち子ども臭さを捨てるという教えがあります。先ずこの工夫の第一歩として、子ども臭い言葉を改めるよう教えています。例えば、「あなたのお父さんはお幾つですが?」という質問に対し、「はい、うちのお父さんは○○歳です。」という答えをする若い人をTVでもよく見ますが、「はい、父は今年○○歳になりました。」と、せめて高校生くらいになれば答えるべきだ・・・などという当たり前のことですが、人として大切な教えが授業で行なわれていたのです。・・・戦後は「道徳」という名前に変わりましたが、内容はかなり違います。「不易と流行」という言葉がありますが、時代の流れに伴い、変えなければいけないものもありますが、変えてはいけないものもあります。日々の生活の中で、子どもの良い手本となれるよう、気を引き締めていかなければ・・と反省する今日この頃です。

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