ふるさとだより


土踏まず

当園では昭和60年頃から足型を採って、土踏まずの形成をみています。当初は4,5歳の完成児が50%にも達していませんでした。年長になると、学校に併設された幼稚園に大半が行っていたため、年長児の数が少なかったせいもあります。また、草履の着用はしていましたが、徹底してはおらず、登降園の際には靴を履いていましたし、冬季はほとんど履くことはありませんでした。ところが、だんだん年間を通して“はだし”で生活していても大丈夫と思えるようになり(寒くてかわいそうと、おばあちゃん達には受けは悪かったですが・・・。)、平成8年度から、ぞうきんかけ、ハイハイ運動・午前寝を取り入れてから、一段と完成率が高まったのです。近年では年長児は、毎年80%以上は完成しています。今年は85%です。

6月と12月に採集しますが、年少児は25%→60%に、年中児は35%→75%に、年長児は56%→85%に増加しています。この半年間の運動量は大きいことが伺えます。

厳冬期にはだしで生活しても、不思議と当園の子ども達はシモヤケになりません。(一時預かりで時々利用しているお子さんはしもやけになってしまうこともありますが・・・。)その代わり、以上児の冬期の足は皮膚が硬くなって像のような子もいます。親指の付け根が割れてしまっている子もいます。でも、そんなことお構いなしに、草履で走り回っています。(子どもって末端の神経が未発達なのでしょうか?・・・)

『こどものからだと心白書2010』に土踏まずの調査のページがあります。この第一人者が、埼玉大学准教授の野井真吾先生です。野井先生に幼児の全国平均の数字が出ているのでしょうか?と問い合わせをしてみましたが、そういうデータはないということでしたので、残念ながら比較が出来ませんでした。が、先生は、意識しているところと、そうでないところでは極端に差が出てくる・・ということをおっしゃっていました。確かに、ただ何となく草履だけ履かせていても、数字は上がりませんでしたから、やはり何らかのモクロミが必要ではないかと思います。

また、小学生で1年生から6年生までの集団登校をしているところの方が、形成率はいいということもおっしゃっていました。低学年の子を面倒見ながら歩くということは、異年齢の関わりから見ても、土踏まずの形成から見てもいいのですね。高学年の子ども同士で歩くよりもいい数値がでているそうです。面白いですね。

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