ふるさとだより


徳を積む

良いことをひとつすると一つ花が咲く・・・という『花さき山』という絵本がありますが、ご存知でしょうか?この歌も作られていて、なかなか素敵なメロディーなので、時々以上児の午睡前に歌っています。

年長児は午睡がないので、彼らに、少し長い絵本を読んだり、お話をしています。先日、トイレのスリッパを一人で黙々と並べてくれている子がいたので、「誰も見ていないところでサンダルを並べるることができるのは、花さき山の花を咲かせることと同じだね。こういうことをしていくことを“徳を積む”っていうんだよ。」と話しました。翌日「いいことをするのを何て言ったっけ?」と聞いたら、「徳を積む」と覚えていた子がいたのには驚きました。それからは口々に“徳を積む”と言っています。

徳とは、一口に言って、人の為になる行為を言うのだと思います。ごみを拾ったり、タイガーマスクのように寄付をしたり、優しい言葉で人を慰めたり、勇気付けたりして人を幸せにしたり、笑顔で人を幸せにしたり・・・。つまり「幸せの種まき」ということでしょうか・・・。

さらに徳には“陽徳”と“陰徳”があると言われています。陽徳は人に知られてありがとうと感謝される徳。陰徳は、人知れず感謝されたり誉められたりしない徳。できれば陰徳の方が質の高い徳ともいわれています。徳を積んでいくことで幸せが得られ、人格形成にも大きく影響してきます。

・・でも、徳が積めるから、“自分の幸せのために”という心で徳を積もうとしても本当の徳にはなりません。見返りを期待せず、ただ人の役に立たせていただこう、喜んでいただこう、という無私の気持ちで積んでいくことが大事でしょうか・・・。 (ここまでは子どもに話していませんが・・・・。)   子どもは模倣の天才です。大人の行為を見て育ちます。日々の生活の中で、楽しみながら徳を積んでいけたらいいですね。心を育てることにつながります。

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