ふるさとだより


タイムリー

私はここ最近「龍」がとても気になっていて、数日前、改築後の玄関には「龍」を飾りたいと思い、龍を制作してくださる方に相談に行ったのでした。・・・そんなところへ昨日、夫の友人が突然立ち寄って、三島由紀夫著の『鏡子』をプレゼントしてくださったのです。彼は、「三島由紀夫は常総線に乗って大宝駅に下車してるんですよ。」とその書かれている部分に付箋を貼ってきてくださったのです。読んでいくとそれは、かつて大宝のぐるり周りは大宝沼という沼になっていて、龍の伝説が今でも残っているのですが、その「龍」を見たというものだったのです。 なんとタイムリーな!と感動してしまいました。

三島由紀夫著『鏡子』の中のその一節を紹介します。

「・・・私はかつて、湖底に竜を見たことがある、と房江は言った。 房江が竜を見たのは、厳密に言って湖ではない。それは忘れもしない5年前の浅春に、ふと旅心に誘われて茨城県の田舎を歩いたことがある。茨城県真壁の下妻町のちかくに大宝沼という沼がある。その沼のほとりに立っていたときに、水の濁りが俄かに(にわかに)動きだし、沼の底まで済んだように見えたとき、蟠踞(ばんきょ)している竜の顔を見たのである。   (※昭和29年に下妻市となる前は、真壁郡下妻町でした。)

竜が長大な尾を持って、大蛇のような形をしているというのはカデンだと房江は言った。姿はむしろ巨大な牛に似ていて、鈍重な胴体をしている。これには小は、四、五尺のものから、大は数十丈、数百丈に及ぶものまである。頭部だけは絵によく見られる竜とそっくりで、苔を生じた角を生やし、青光する爛々たる眼を持ち、牙の上部には長いヒゲがたなびいている。一口に言って、瞋恚(しんい)の相をしている。・・・・私はまだ小体のやつしか見たことがないが、いつか頭領格の巨大なものを見たいと思っている、と房子は淡々とした口調で言った。」

明日はいよいよ運動会!お天気は雨の予報ですが、大宝地区公民館の体育室でやりますから大丈夫!みんなで楽しみましょう!

 

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