ふるさとだより


授乳にかかわる問題

タイトルについてはいくつも問題がありますが、そのひとつについて、小児科のお医者さんのお話を紹介します。

≪赤ちゃんが“ああ、お腹がいっぱいになった”という気持ち、つまり満腹感は、単に胃袋がお乳でいっぱいになっただけでは起こらないのだそうです。胃袋がお乳でいっぱいになると同時に、お乳を一生懸命に吸啜(きゅうてつ)したことによるホッペの筋肉の疲労がないと、赤ちゃんは満腹にになった気がしないそうです。粉ミルクで育てる場合、使っているゴム乳首の孔が大きいと、赤ちゃんはそれほど強く吸わなくてもお乳はどんどん出てきます。そうすると赤ちゃんの胃袋はもう一杯になっているのに、ホッペの筋肉はまだつかれていないという状態が生じます。このような時、赤ちゃんは実際にはもう満腹になっているのに、口だけはまだお乳を吸う動作を続けるものなのだそうです。

赤ちゃんのお腹の中は見えないので、満腹かどうかはわかりません。そこへ赤ちゃんがお乳をまだ吸いたいような動作をしていると、私達は赤ちゃんのお腹はまだいっぱいになっていないのだと思い、ついつい必要以上に飲ませてしまうことになります。

しかし太り過ぎは、将来の肥満につながる恐れがあり、しかも成長期の肥満は後になって何かと厄介な問題を引き起こしますから、厳重な注意が必要だということです。さらに、ゴム乳首の孔が大きいと赤ちゃんは努力しなくても楽にお乳が飲めます。これは「食物を手に入れるには大変な苦労が必要なのだ」という、あらゆる動物の生存に基本的に必要な心構えを創る機会を失わせることになり、その赤ちゃんは将来無気力な人間にもなると言われているようです。肥満にしても、無気力にしてもいずれも重大なことなので、粉ミルクで育てるときは、乳首の孔は一番小さいのを使いましょう。≫   ということです。

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