ふるさとだより


『地球の秘密』

坪田愛華さん(当時島根県の小学6年生)は、環境問題について調べまとめるという国語の課題を、得意の漫画で表現し、平成3年12月25日この『地球の秘密』が誕生したそうです。しかし、この作品を完成させた僅か数時間後に突然、脳内出血で12歳という短い生涯を閉じたということです。

その後、ご両親がコピーをし学校に配布したそうですが、半年後はニューヨーク国連本部で行われた「第1回国連子供環境絵画展」でパネル展示、同時期リオ・デ・ジャネイロ開催の「地球サミット」でも紹介されました。それから急速に広まり、平成5年6月には「国連グローバル500賞」を受賞。(これは子どもに与えられたのは世界初だそうです。)さらに、英語・中国語・アラビア語・フランス語・ハングル語・モンゴル語など11か国語に訳され、60万部という環境絵本としては空前の部数が発行されているということで、感動の輪はさらに広がりそうです。

愛華さんは、この本を作った感想を次のように述べています。・・・・≪この本を作って、私はアフリカや東南アジアの人のことを考えました。東南アジアなどでは、私より年下ぐらいの子でも働いています。勉強もできなくてかわいそうです。そういうことがなくなるには、戦争をなくしたりすることが必要だと思います。私は学校へ行って勉強ができるし、帰る家があって幸せです。私はもっと勉強して、富める国や貧しい国の差をなくしたいです。私は医者になっていろいろな人の命を助けたいと思います。これは環境についてなんだけれど、私一人ぐらいという考えはやめようと思います。それを世界中の人がすれば、一発で地球はダメになると思います。みんなで協力しあって、美しい地球ができればいいです。≫ 

まさに命をかけて作り上げた小学6年生とは思えない内容です。私たち大人ももっと真剣に環境のことを考えなければならないと思います。   

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