ふるさとだより


保育園が心のふるさとに(part3)

4年前の≪EM環境マガジン(エコピュア)≫に連載で掲載されたものを、紹介しています。

素足に草履で元気いっぱい

大宝保育園では、室内は素足、戸外は草履を履く生活をしています。また、「身体の発達を保障する」という考えから、体幹を育てるためにハイハイ運動を取り入れています。ハイハイ運動といっても延々とするのではなく、おおよそ30分の時間内に「四つばい」、「手押し車」、ワニのようにはう「ワニばい」、前頭葉を活性化すると言われている「高ばい」の4種類を基本に15~20種類の運動がセットになっています。運動を楽しみながら、子どもたちは最後まで頑張ろうとする気持ちを育てていくようです。体幹がしっかりすると姿勢が良くなり、正座する生活でそれを維持することが可能になります。

赤ちゃんのハイハイは体づくりの根幹
赤ちゃんのハイハイは体づくりの根幹

これらの全身運動を毎日継続することで、子どもたちの土踏まずの完成率が5歳児で90%前後と以前よりずっと高まりました。本来、土踏まずは就学前で7~8割が完成するはずですが、最近の子どもたちは小学1年生で5~6割程度という報告もあります。

草履を履いてかけっこ。転んだりケガをする子が少なくなった
草履を履いてかけっこ。転んだりケガをする子が少なくなった

運動することは、体幹を育てるのみならず、低体温を予防します。最近は運動不足や生活リズムの乱れから子どもでも低体温が多く見られます。しかし、毎日30分の運動によって解決できるのです。運動後に体温を測ってみると、ほとんどの子どもが36.8度~37.2度になります。37.2度が最も脳が働く体温と言われていますが、運動後に行う指先運動ではとても集中できるようになっています。同時に低体温予防は、免疫力アップにも繋がっています。

足にフィットした草履は、健やかな体を育む
足にフィットした草履は、健やかな体を育む

運動プログラムではこの他に柔軟性を養うメニューも入れています。このことによってケガが激減しました。ハイハイ運動を取り入れてからは、医療費が激減しました。加えて、巧緻性を養うプログラムによって、身体が不自由から自由になり、細かい動きができるようになって、自信が持てるようになっています。例えば、できなかった「側転」ができるようになると表情がイキイキしてきます。

このことは他のことにも及んでいくのです。ハイハイ運動を開始して半年後には鉄棒の逆上がりができるようになった子が激増しました。身体の発達は、中心から末端に育っていきます。ハイハイ運動を毎日行うことで、逆上がり、三点倒立、側転、竹馬など、割合早くできるようになることを実感しています。

このページの一番上へ