ふるさとだより


保育園がこころのふるさとに(part12)

保育園は、子どもたちが1日の大半を過ごす生活の場です。前回取り上げた早寝早起きの取り組みは、家庭と園の生活リズムをうまくバトンリレーしないと実現できないことです。子どもは1人ひとりみんな違います。生活環境も違います。だからこそ、1人ひとりの保護者の皆さんと子どもを中心において、「子どもの発達のために何が最善なのか」を一緒に考えて行きたいと思います。

連携する家庭と保育園

家庭と園の連携は子どもの成長を左右します。生活習慣やルールで、家庭と園がお互いを理解し合っていなかったら、子どもたちが戸惑うことになります。入園前、見学に来られた方や説明会の際に園の方針をしっかり話し、入園後も、何事もオープンにスムーズに行くように心がけています。1つの方法として「お便り」をこまめに出すのですが、「お便り」で園の方針を打ち出しても、配布するだけでは読んでくれているのか、理解してくれたのか、つかめないところがあります。それに文章だけでは説得力に欠ける分野もありますから、期待するほど効果が上がらないこともあります。


子どもと保護者たちが楽しみにしている、毎年行う親子ウォーキング(春)、つくば登山(秋)

そこで、園ではコミュニケーションを深める企画として、「砂沼親子ウォーキング」や地元の筑波山をめざす「つくば登山」を実施しています。親子ウォーキングは職員がポイントに立つ、スタンプラリー形式です。1周6キロ、半周3キロを各自が選んで歩きます。子どもたちは、園のプログラム、リズム運動やぞうきんがけで足腰が鍛えられているせいか、連れだって歩くお父さんやお母さんをリードする様子もあって、とても微笑ましいです。

また、年2回以上、多彩な講師を招いた講演会や勉強会を開催します。今年の例をみますと、『自然流育児のすすめ』などの著書で知られる小児科医・真弓定夫先生の講演会を4月26日(日)に開催。近隣の小学校の先生方にも多数参加していただきました。

8月29日(土)には、下妻市千代川公民館を会場に予防医学の第1人者でEMを処方できる数少ない医師・あかね台脳神経外科クリニックの杉本一朗先生の講演会を実施しました。主催は、近隣20の保育施設で結成する常総保育協議会にお願いしました。約200人が集まり、地域の方々のEM医学への関心の高さに驚くとともに、日ごろ園内で子どもたちの衛生管理にEMを使うことを保護者の方々に納得してもらえたのではないかと思います。

9月8日(火)には、小児科医・発達支援専門医・文教大教授の成田奈緒子先生による「早寝早起きはなぜ必要なのか。脳科学からみてどうなのか」を保護者対象に行ったばかりです。昨年1年間、文科省からの依頼で、成田先生はじめ、リズム遊びのカムジー先生などとともに、「リズム遊びで早起き元気脳」のプロジェクトチームが結成され、私も実行委員メンバーの一員だったこともあり、当園の子どもたちがその実践に協力しました。リズム運動を取り入れることで、”自律神経が活性化、しかし脳はリラックス状態”という理想の研究成果が残せました。子どもを通して、保護者らの関心が高まり、早寝早起きの必要性が理解されたようです。

     ~平成21年EM環境マガジン-エコピュア-連載から抜粋~

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