ふるさとだより


「蒸しショウガで体を温めよう」

 石原新菜(イシハラクリニック副院長)氏の“”蒸しショウガで体を温めよう”があったので、紹介します。
≪現代人の体が冷えています。かつての標準体温は概ね36・5℃~37・2℃でした。
しかしいまはそこに達する人が殆どなく、35℃台は当たり前。中には34℃台の人までいます。
体温が低いと血液はドロドロになり太りやすくなります。
そればかりか、頭痛、便秘、下痢、生理痛、アレルギー性疾患、自己免疫性疾患などの病気に罹りやすくなります。
また、がん細胞は体温が35℃くらいの時に最も活発に活動し、増殖することも分かっています。
これだけ医学が発達しているのに、がんで亡くなる人が後を絶たないのには理由があったのです。
このように、現代人の罹る病気の殆どが、低体温が原因といってもいいほどです。
現代人の体が冷えているのには多くの理由があります。
冷暖房の効かせ過ぎ、夜更かし、ストレスの多い環境、食べ過ぎ、飲み過ぎ、化学物質の摂取など、
便利で快適な環境や、いまの生活スタイルが、体に冷えをもたらしているのです。
残念ながら、万能と思われている西洋医学には、体温を上げる薬が殆どありません。
なぜなら、西洋医学では体温が低いことは問題視されていないからです。
そこで本稿では、冷えた体を温め、健康を取り戻す上で効果絶大な「蒸しショウガ」をご紹介したいと思います。
ショウガは古来、「食べる薬」として重用されてきた健康食品です。
その効能は近年、多くの人に知られるようになり、日々の食生活に取り入れておられる方も多いのではないでしょうか。
私の一日もショウガ入りのニンジンジュースに始まり、みそ汁や納豆、漬け物、さらには晩酌の焼酎お湯割りまで、
いろんなものにショウガを加えて食しています。
そのおかげで忙しい毎日にも体調を崩すことなく、元気に活動することができるのです。
今回ご紹介する「蒸しショウガ」は、こうしたショウガの健康効果をさらに強力にしたものです。
蒸しショウガとは、2千年前から伝わる漢方の「乾姜」と呼ばれる素材のことで、生のショウガを蒸してから乾燥させたものです。
漢方では、生のショウガでは十分効かない時に使う、いわば切り札のような存在です。
体力のない、体の弱った人向きのパワー食品として遙か昔から利用されてきたのです。
生のままでも薬効を示すショウガを、わざわざ蒸したり乾燥させたりするのはなぜでしょうか。
それは、ショウガの持つ体を温める効果が、加熱することでさらに増加するからです。
ショウガにはジンゲロールとショウガオールという成分が含まれており、これらがショウガの効能を示すといわれています。
ジンゲロールの効能は、頭痛や吐き気を抑え、血流を促進して体を温めることです。
殺菌作用や胆汁の分泌を促進する作用があり、免疫力を高める効果や、抗がん効果も確かめられています。
血管を拡張させ、血流を促進する効果もあります。
もう一方のショウガオールは、体を発熱させて体温を上昇させます。
ジンゲロールの体を温める効果は血行促進によるものですが、ショウガオールは体内の脂肪や糖質の燃焼を促進させて体温を上げます。このためダイエット効果もこちらのほうが期待できます。
また、血液をサラサラにし、血管を拡張して血行をよくします。
免疫力を高め、コレステロールを下げ、消化吸収能力を高めます。
抗酸化作用や抗菌、解毒作用もあります。
ショウガを加熱したり乾燥させたりすると、ジンゲロールがショウガオールに変わります。
生のショウガは大半がジンゲロールでショウガオールは少ししか入っていませんが、
蒸しショウガにするとショウガオールの割合が10倍以上増えるといいます。
これが蒸しショウガのパワーの秘密なのです。
ショウガを加熱する際、あまりに高温で処理してしまうと、
有効成分が壊れてしまい、薬効を高めることができません。
そこで「蒸す」という穏やかな加熱方法が取り入れられたのです。
体内の燃料である脂肪や糖質を効率よく燃やして熱に変えてくれるショウガオールの効能は、蒸しショウガが最もたくさん持っているといえます。
それではここで、自宅で簡単にできる蒸しショウガのつくり方をご紹介します。≫
これは明日にします。

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