学校の夏休みに伴い、保護者の方々も夏季休暇を取られて、お子さんとお出かになっているようです。私達スタッフも保育園は夏休みがありませんが、お盆中に交代で休暇をとったり、これまた交代で夏期研修に出かけたりしています。今年の暑さは出かけるには適しませんね。私も過日東京研修へ出かけましたが、駅のホームでは閉口しました。やはり、大木に囲まれた大宝の環境が最適!って感じています。
さて、3歳までの外出については、小児科医で医学博士の田下昌明氏は、次のように述べています。
「規則正しい生活を、日曜日であろうが、祝日であろうが、お客さんが来ようが、頑として崩さないことが、子どもを心身ともに健康に育てるコツなのです。自分も遊びたい、子どもも健康でいて欲しい、これは欲張りと言うものです。特に子どもが3歳にならないうちはこのことが大切です。3歳未満の子どもを連れて海水浴や動物園に行ったりするのは、子どもは、その時は喜び、親も満足感を覚えますが、心身ともに疲労するだけで、残念ながら無駄なことなのです。心身ともにの“心”から述べますと、そういうところへ3歳にならない子どもを連れて行っても、親子の絆を強めるという効果はありません。そんなことに頼らなくても絆は出来上がっていくものです。心身の“身”の方ですが、普段の生活と違うことをしたことによって、その子の日常の生活リズムが崩れ、極度に疲労するのです。その結果、普段なら寄せ付けない病原体でも身体の中に入ることを許してしまう、つまり病気になる可能性が高くなります。3歳未満の子どもにとって、海水浴や動物園に出かけることよりは、お父さん、お母さんと一日中いつもやっている積み木や絵本で遊んでもらうことの方がずっとありがたいのです。子どもをつれて遠くに出かけたり、泊まったりは、3歳を過ぎてからにしましょう。海の水が塩辛いのも、トラとライオンが違うのも、3歳を過ぎてから教えて十分間に合うし、効果があるのです。」