2011年 8月

お手伝いをさせましょう

2011/08/31

今日は学童さんたちがとてもきれいにお掃除をしてくれましたが、このお手伝い、とっても大事です。是非小さいうちから何でもいいので、できることからさせてみましょう。

昔の人は、「人生はお天気の日ばかりではない。どうしたらいいかわからない台風の日だってある。その時どう工夫、判断して生きていくか。それを毎日の家事手伝いで手足を使い、苦労して学んでいくのだ」と言ってきました。

学校の勉強は大事です。知識は生きるために不可欠です。しかし、生きることは〈心、魂、いのち、精神〉というものと向き合うことだと思います。これらは家事手伝いで生きることを学べると言われています。

例えば、家事手伝いをせずに勉強ばかりしていると、理屈が先になり心が育ちにくくなるといわれます。理屈は“善と悪”をはっきり分けます。私も今回ある書を読んで気づいたのですが、例えば、玄米ブームとなると、「玄米はいい、白米はダメ。白砂糖はビタミンもカルシウムも過剰に消費するからダメで、黒砂糖ならいい。」「肉はビタミンが少なくカルシウムもないし、酸性で消化が悪い」と聞くと、「肉はダメで、野菜はいい!」と決め込んでしまいま。このように理屈が先だと心が失われてしまうのですね。

心は見えませんが、手足を使うことを嫌がらずに工夫し、努力しながら積み上げていくと、何事も調和が大事と気づくようになるのです。つまり善悪で切るのではなく、玄米も白米もお天道様からの頂きもの。自分の都合で白米にしたのは人間です。それなら外の皮を剥いで失った栄養をどう補うのか。例えばゴマは全てを補うほどの栄養があるから、ふりかけにして食べる。雑穀を混ぜてご飯を炊くなど、失ったいのちは栄養学で補い、調和して、健康に生きることができるのです。アタマとココロの調和が大事なのだということにあらためて気づかされると同時に、昔の人は理屈抜きで、大切なことを身体や五感から学んでいったのですね・・・。

学童さん、夏休み最終日!(^^)!

2011/08/31

今日は、8月31日・・いよいよ明日から2学期ですね。にぎやかだった学童さんも、今日が夏休み学童保育の最後の日!

朝から、いつものお掃除にも増して、念入りに大掃除とのことでした。毎朝、お当番制で、場所を変えながらお掃除をしているので、手際のいいこと!

床拭き

窓ふき

テーブル拭き

草取り

それぞれの持ち場が、とってもきれいになりました(^^ゞ ごくろうさま・・・

そして、今日はボランティアで保育園の駐車場の垣根のところの落ち葉のはき掃除をしてくれると!!

あっという間に、きれいになってしまいました! ほんと、助かりますねぇ~ ありがとう (*^。^*)

これは、一年生のみなさんですよ!

一年生は、草取りをしてくれていたのですが、「きゃ~毛虫!!」と、大騒ぎ!!

じゃぁ、みんなで記念撮影ね!と・・・。

ひと夏を学童さんで過ごし、心身共に また成長しましたね!

明日から元気に学校にいってくださいね。 また、お手伝いおねがいしま~す!

ごくろうさまでした・・・ありがとう♫      箱守 美智子

~ゴーヤのグリーンカーテン~

2011/08/30

毎年、いちご組の前に ゴーヤの苗を植えて 大きく育つのを楽しみにしています。

今年も例年通り、ゴーヤが大きくなって緑色の葉をいっぱいつけてくれました。

暑い夏の陽ざしを涼しく感じさせてくれました。今日は、ゴーヤを手に持ってイボイボの感触をあじわったり、口に持っていったりとして・・・楽しみました。

このゴーヤ、おみやげに持ち帰りたいと思っています。まだまだ残暑があり、グリーンカーテンが活躍しそうです。

いちごぐみ   苅部 とも江

草履の注文を来週から受け付けます。

2011/08/26

当園では草履着用が定着し、今の時期は2歳児クラスでも全員が着用できています。靴だとぴったりサイズの物を履いていないと、幼児の骨は変形してしまうようです。そこで草履なら、多少小さめでも大きめでも融通が利きますからね。足指が踏ん張れますからバランスがよくなり、土踏まずが完成しやすくなり、年間通して素足なので丈夫になります。年長児は筑波山も草履で登ってしまうほど身体の一部になってしまっています。

卒園生からも注文も多く、春秋年2回の注文以外にも問い合わせの電話があるので、できればまとめて注文をした方が、送料がかからなくて済みます。ですので、今回は初めてブログでのお知らせとなりました。園児向けの注文書は来週29日(月)に配布し、9月2日(金)が最終締め切りになります。期限厳守でお願いいたします。

★日本一優れた≪いぐさ草履≫15㎝~22㎝(赤・青)23㎝~(赤・青・紺・黒・えんじ・ワイン)28㎝(黒・鉄紺)

★≪洗える草履≫15㎝(ピンク・ブルー)22.5㎝~24.5㎝(ピンク・ブルー) 25㎝~27㎝(ブルーのみ)

価格は昨年同様です。玄関に掲示してあります。

 

自分の道をどんなふうに生きるか・・・

2011/08/25

この本は、故東井義雄氏が、校長先生を引退後、中学生に対して行った講演を元にした本です。一度しかない人生をどのように過ごしていったらいいのか。様々な人々の生き方を例に出して、いのちの在り方を考えさせてくれる書です。涙なしには読めませんでした。若者に限らず、熟年者でも感性を呼び覚ましてもらえる一冊だと思います。

この中に以下の内容のものがありました。寄宿舎に入っている東井氏の娘さんからの手紙です。

「今日、数学の答案を返していただきました。私の予想よりいい点がついており、60点です。よくみると、間違っているのが当たったのしにしてあります。それでいい点がついていたのです。私はどうしようかと思いました。だってそれを言えば、60点としてもいい点ではないのに、それからまた20点も引かれてしまいます。60点から20点引かれることは、私にとって本当に辛いことです。でも私は、思い切って先生に申し出ました。先生ははじめ、この点で間違っていないと強くおっしゃっていましたが、私が詳しく説明すると、本当だね、と言って40点と直してくださいました。そして、正直だとおっしゃいました。私はパッと顔が赤くなるのを感じました。だって私はずいぶんこのまま、黙っていようかと思っていたんですもの。しかし、もうちょっとで20点どころではない、汚れた点を私の人生につけてしまうところでした。お父様、お母様のおかげで、間違いを犯さないで済みました。」

これを読んで、父親の東井氏は、「100点取ったよりうれしかった。自分で自分の人生を汚すことだけは、しないで済んだと報告してきたことが嬉しかった」と語っています。

大人になると、だんだんごまかすことばかりを覚えて行ってしまいがちですが、“正直”が死語になってしまってはいけないと思います。せめて子ども達には正直な気持ちを持ってもらい・・というより、大人が良いお手本を示さなくては、そうなりません。気を付けなければ・・・と強く思いました。