ふるさとだより

ある父子の会話から

2011/03/01

ある冊子を読んでいたら、こんな文章がありました。

《バス停でバスを待っている間、父子の会話がふと耳に入りました。・・・「お父さん、ぼく“2”があるよ。」父は「そうか、“2”か。人間努力が大事だよ。次は“3”にしたらいい。」と言いました。子は叱られるかと思って小さくなっていましたが、「“3”もあるんだよ。」と言ったら、「そうか、“3”か。次は“4”だね。いいじゃないか。次は“4”を目指しなさい。」「うん、ぼく頑張るよ!」と、子は元気に胸を張って仲良くバスに乗り込みました。》

思うようにならなかったり、成績が下がったりすると虐待につながりかねない世間一般ですが、こんな温かい心の通った会話を聞くとほのぼのとした気持ちになりますね。

もちろん勉強は出来た方がいいですが、これからは知識・技能を養うだけではダメだと言われています。この他に、徳性を養うこと、人間学を学ぶことが必要とされています。つまり、心を育てていくことが課題です。こんな父親・母親になれたらいいですね。