2012年 11月

幸福感

2012/11/30

「人間の脳が持つ3つの本能」として、素晴らしい内容があったので紹介します。

≪太古から今日まで、生命は一貫して二つの原理によって存在している、という。
一つは代謝であり、もう一つはコミュニケーションである。
代謝によってエネルギーをつくる。
コミュニケーションによって新しい生命を生み出す。
この二つの原理によらなければ、あらゆる生命は存在し得ない。

この生命を生命たらしめている二つの原理は、人間の幸福の原理と対をなすように思われる。
即ち、あらゆる面で代謝(出と入)をよくすること。
そして物を含めた他者とのコミュニケーションをよくすること。
そこに人間の幸福感は生まれるのだ。

聖賢の教えは、極論すれば、この二つを円滑にするための心得を説いたもの、とも言える。

脳の専門医、林成之氏は、どんな人の脳も三つの本能を持っている、という。
一は「生きたい」、二は「知りたい」、三は「仲間になりたい」という本能である。
この脳の本能から導き出せる「脳が求める生き方」は一つである。

「世の中に貢献しつつ安定して生きたい」
ということである。
脳の本能を満たして具現するこの生き方は、そのまま人が幸福に生きる道と重なり合う。
そこに大いなる宇宙意志をみる思いがする。
遠くから来た私たちは、宇宙意志のもとに、幸福を求めて遠くまで歩み続けているのかもしれない。≫

今年もあとひと月・・・

2012/11/30

園庭や駐車場のもみじがとっても綺麗です!

先日干した大根も少しずつしんなりしてきましたよ!

 

今日のお手伝いは、「ぱんだグループ」・・・まずは、テーブルに「お花」(今はふくれみかんですが・・・)・グループの表示・台拭きを置くお手伝いから・・・。

そして、テーブル拭きもしてもらいました。その様子をみていると、お花や表示をきちんと寄せながら拭いていたのを見て感動!普段からモデルの誰かをみているのか・・・教えてもらったのか・・・。ちょっと面倒と思えば、物を寄せずに済ませてしまうこともあるのでは・・・。大人はいいモデルにならないといけませんね。

いつもは、調理担当がしているこのお仕事を子ども達にやってもらい大助かり!! 子ども達から学ぶことはたくさんありますね。

 

そして、昨日のランチルームでのお話・・・

メニューは、「根菜と鶏肉の煮物」「レタスとのりのさっぱりサラダ」

根菜ってどんなお野菜かな?の後、「鶏肉もはいっているよ!」と言うと、年中のH君が「とりさんのどこのお肉?」と。むね肉はこの辺・・・もも肉はこの辺・・・ささみはここ・・・などという話をしたり、見えるところに張り紙があったのを見てか、こんな質問がありました。子どもにわかりやすい食育絵本からたくさんのことが学べています。魚や野菜の名前もいろいろ覚えてきました。毎日少しずつですが、伝わっているかなと感じた一瞬でした。

「レタスとのりのさっぱりサラダ」は、レタスを塩もみして水気をしぼり、ごま油・(塩)・ごまとたっぷりの焼き海苔をあえたものだったのですが、なかなか手の出ない子がいたのです。食べていなそうな子のところをまわり、「ねえ~これ美智子さんがつくったんだけど、お味はどうかな~?ちょっと食べて教えてくれる?」と声をかけてみました。私の声掛けに反応した子ども達は、すぐに食べてくれ・・・「どう?おいしい?だいじょうぶかなぁ~?」と聞いてみると「うん!おいしいよ!」と。「あ~よかった!ありがとう!」とお礼を言って次のところへ・・・。こんなやりとりを繰り返しみんな完食!

「味見をする」ということは、りっぱなお手伝いです。お家で一緒にお料理ができなくても「ねえ、この味どう?」とわかっていても味見を頼んでみませんか! きっと子ども達は、一緒にお料理に参加したような何か胸をはれそうな、認められたような気分になるのではないでしょうか!

子ども達からとっても素敵なことを感じさせてもらった一日でした。

栄養士   箱守 美智子

 

 

 

 

紅葉

2012/11/29

この“山もみじ”は、園庭に植えてから、もう12~3年になるでしょうか・・・。一時は元気がなくなって、枯れる寸前で、葉がほとんど付かない・・・と言う時期さえありました。が、あきらめずにEM発酵液を撒き続けて、今では元気を取り戻し、今年はこんなに見事に色づいています。保育園の庭で紅葉が見られるなんて贅沢なことだと思いませんか?

紅葉している木々に興味を持つ子も多く、境内の黄色くなった大銀杏はもちろんのこと、このモミジの葉にも、1枚の葉を見ながら「上の方は赤だけど下の方は黄色になっている」・・・などと、大人では見過ごしてしまうようなことを教えてくれたりしています。

こんな素敵な四季の変化を見られる日本って本当に素晴らしい国・・・と今更ながら感じた日でした。

”大宝デパートオープンしました”

2012/11/29

今日は、待ちに待った「お店屋さんごっこ」。

この日のために、各クラスが、アィディァを出し合って、製作してきた品物ばかりです。

年長さんが、ディスプレィし、こんな素敵なお店になりました。

小さいクラスのお友だちは、保育室まで迎えに行き、手を引いて案内します。

「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」と元気なかけ声。

よりどりみどりの品物を見て「何を買おうかな??」「迷っちゃう〰」

「これ、ください・・」「100円です」・・・・・

お手製のお金の入った財布から、「はい」とお金を渡して、買ったものを大切そうにバックの中に

あちらこちらで楽しい会話が聞こえてきました。

クラスに戻ってからもお友だちと買った商品を見せ合って大満足。

みんな、とっても楽しそうで、大宝デパート大盛況でした。

今日も大活躍だった年長さん、頼もしく成長し嬉しいかぎりです。  ちさと:記

寝る子は脳も育つ?

2012/11/28

先週、メールで起床時間と就寝時間のアンケートをとらせていただきました。(回収率は60%でした。)

その中の87%が7時までに起きているので、早起きはまあまあだったと思います。が、就寝が9時までに寝ている子は何と65%でした。10時以降というお子さんが5%。小学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんがいると、どうしても就寝が遅くなる傾向にはあると思いますが、遅くても9時までには寝つけるようにしてもらいたいと切に願っています。

東北大学の研究チームが今年9月半ばに「健常小児における海馬体積と睡眠時間の相関」という研究で、早寝早起きで睡眠をたっぷりとっている子どもの方が、海馬の体積が大きいというショッキングな発表をされたことは記憶に新しいところです。睡眠の10時間くらいまでは、長くとっている子の方が海馬の体積が大きくなるという相関関係が成り立っているといいます。睡眠時間が5~6時間位の子どもより、9~10時間位の子どもの方が海馬が1割程度大きいというのです。(睡眠時間が10時間以上と長すぎても、睡眠中に目覚める回数が増え、質が下がるという報告があるそうで、長すぎても良くないらしいです。)海馬は大きい方が、記憶力が良いという研究結果は複数あるそうです。

携帯電話やゲームなどで夜更かしさせたりせずに、脳の発達は10歳前後がピークで、特に6歳~12歳位までの間はたとえ勉強の為であったも睡眠時間を削るのは良くないと、研究チームの瀧教授は言っています。うつ病やアルツハイマー病の患者では、海馬の委縮が顕著にみられているというから、将来子どものをこうした病気に罹患させないためにも十分睡眠をとれるように、早寝早起きを心がけましょう。