2年前の東日本大震災で、きちんと列を作って順番を待つ姿、子どもやお年寄りを優先する姿の日本人の規律の良さは、全世界に報道され、大きな感動を呼んだことは記憶に新しいことです。(こういう時必ず諸外国では、略奪や暴動が起きると言います。)
なぜ日本人はこのような行動をとることができたのでしょうか?日本で憲法ができたのは明治時代ですが、それ以前はそういうものが無くても、一人一人が昔からのしきたりや規則を重んじ、秩序正しく平和な暮らしをしてきたからだと言います。
普段は意識していなくても私たち日本人の中には、独特のモラルがあります。それは明治時代に日本人の精神的支柱となった「教育勅語」にすべて書かれていることです。現代のモラルの低下はだれもが嘆くところですが、教育勅語の精神は、もはや学校でも家庭でも、教えてくれるところはありません。私は、たまたま大学在学中、寮生活でこの「教育勅語」を暗唱するほど毎日読み上げていたことは、とてもラッキーだったと思っています。超がつくほど名文で、内容が素晴らしいです。
今回紹介したこの書は「父母に孝に 兄弟に友に 夫婦愛和し・・・」という要の部分を、吉田松陰や乃木大将などのすばらしい方々の感動実話を載せながらわかりやすく書かれたもので、是非お勧めです。小学生からでも読めます。