2015年 2月

大宝小一年生との交流会

2015/02/13

待ちに待った大宝小一年生との交流会。 年長児は日頃履き慣れない新しい上履きを手に歩いて小学校に向かいました。 小学校の体育館では一年生が準備をして待っていてくれ、司会の一年生がとても上手にわかりやすく進行してくれました。

大宝保育園出身の子ども達を含め、どの子も笑顔で迎えてくれ、グループを決めて一人づつお世話係がついて、交流会がスタート。自己紹介の場面では恥ずかしくて名前を言えない子がいると、別のグループの大宝保育園出身の子が名前を言ってあげておりました。

お絵描き、福笑い、縄跳び、けん玉、カルタ等の中から、各グループ2つのコーナーをまわり、じっくり楽しんでおりました。

手取り足取りの一年生の優しい対応に感動するとともに、来年の今頃は今の年長児もすっかり成長して、笑顔で迎えてくれるのではと思いました。

異年齢クラス担当 ぶどう組 宮内ひとみ:記

心を鍛える・・・

2015/02/13

言わずと知れた天才打者・イチロー選手。「シーズン歴代最多安打記録262」「10年連続シーズン200安打」
「日米通算4000安打」等々、前人未到の大記録を打ち立て、世界中のファンを魅了してやみません。
なぜイチロー選手は、かくも輝かしい成績を挙げ続けているのか。
かつてイチロー選手の専属打撃投手を務め、最も身近で支えてきた奥村幸治さん(NPO法人ベースボールスピリッツ理事長)が語った「イチロー選手が天才打者たる所以」の記事があったので紹介します。

“これは私が打撃投手に区切りをつけ、トレーナーになろうとメンタルトレーニングの勉強をしていた時のことだった。
イチロー選手をつかまえて、メンタルトレーニングについてどのように考えているかと尋ねてみた。
すると彼はひと言、「メンタルを鍛える、つまり心を鍛えるっていうのは、自分に必要なことを続ける努力をすることじゃないんですか」
と答えた。
私はその答えに興味を覚え、さらに質問を続けた。
「これまでに、これだけは絶対誰にも負けていないと 胸を張って言える努力って何?」と。
「高校の時に寮に入っていた3年間、 僕は寝る前の10分間素振りをしていました。 そしてそれを1年365日、3年間欠かさず続けました。 それが僕の誰にも負けないと思える努力です」
この話を聞きながら、私は高校時代に自分がどんな努力をしてきただろうかと自らに問い掛けた。
「きょうは家に帰ったら300回素振りをしよう」「きょうはいつもより多く走ってこよう」といった努力はしてきたが、イチロー選手のようにこれだけは絶対にやらなければという思いで続けてきたことは何もなかったことに気づかされた。
この話には後日談がある。
つい最近のことだが、私の講演を聞いてくれていたイチロー選手の高校時代の先輩に声を掛けられ、
その講演で触れた「10分間の素振り」について話題が及んだ。
「やっぱり本当なんですか」と尋ねると、その答えに私は驚いた。
「10分間の素振りね、あれは最低10分だからね。やり続けると1時間でも2時間でもやっていましたよ」。
イチロー選手は既に高校生の頃には一度自分で決めたことを、決してゼロにはしなかった。
そうやって心を鍛えてきた事実に私は新たな衝撃を受けた思いだった。
NHKの特集番組でイチロー選手は次のような趣旨のことを語っている。
「心が折れそうになった時、自分が続けてきたことを やめてしまおうと思ったこともあった。
 しかし、もし仮にやめてしまったら 自分が自分ではなくなってしまう」
これは彼にとって、いまの自分があるのは、やると決めたことを休むことなく続けてきたからだという
認識を強く持っているからに他ならない。
彼の弛まぬ努力の仕方そのものが心の支えとなり、いまを生きる力になっているのだと私は思う。(以下略)”

サーキット、楽しみました!!

2015/02/12

今日は、ハイハイ運動の後、サーキットを楽しみました。鉄棒やトンネル、そして平均台など 順に移動しながら楽しむことができました。

鉄棒も、みんなやる気いっぱいで挑戦!! 年少さんも手伝ってもらいながら前回りをすると、とっても嬉しそうな表情を見せてくれました。

平均台も、以前はスローペースだった子達も、繰り返すうちに随分安定して渡れるようになり、たくましくなりました。  もも(3・4・5歳児) 恵美子:記

神話から読みとれるもの

2015/02/12

昨日2月11日は建国記念の日。『日本書紀』にある初代天皇・神武天皇が即位したとされる日に由来しています。
神道学・日本古代史研究の第一人者として知られる高森明勅(国学院大学講師)さんが語った「日本人なら知っておきたい“日本建国の物語”」がありましたので、一部紹介します。

“日本神話の大きな特徴の一つは、有機的な秩序を持った多神教である点です。登場する神々はそれぞれ役割を担っていて、面白いことに重要な役割を担う神々ほど、最初は不完全で出来損ないの存在として描かれています。
そして、その不完全な神々は、紛糾やトラブルを潜り抜ける中で大きく成長していくのです。
日本神話は、神々の成長物語という一面があるといってよいかもしれません。
中でもその典型は、「因幡の白兎」で知られる大国主神(おおくにぬしのみこと)でしょう。
大国主神は最初、オオナムジの神という名前で登場します。
多くの兄弟たちの従者だったオオナムジの神は、様々な試練を経ながら、やがて偉大な「国の主」に成長していくのです。
大国主神は兄弟神たちの従者だった頃、因幡の八上比売命(やかみひめのみこと)に求婚しようとする兄弟神の
最後尾に荷物を背負わされて、トボトボと歩いていました。
途中、鮫に皮を剥がれた兎を目にし、可哀相に思った大国主神はこの兎を助けます。
兎が「八上比売命と結婚するのはあなたです」と言って、実際そうなったため、兄たちは怒り、大国主神を罠にかけて殺そうとします。
母親は3度も殺された大国主神を助け、義父である須佐之男命(すさのおのみこと)がいる
根の堅州国(ねのかたすくに/地下の国)へと逃がします。
ここで大国主神は須佐之男命の娘、須勢理毘売命(すせりひめのみこと)と結婚。
須佐之男命から数々の試練を経ながらも、生大刀(いくたち)、生弓矢(いくゆみや)、天沼琴(あめのぬごと)
という3つの宝器(レガリア)を手に入れます。
地上の国に戻った大国主神は、このレガリアの大刀と弓矢で兄たちを追い払って、神々の協力を得ながら国造りを完成させていくのです。
ここにも苦難を乗り越える人生の知恵が示されています。
大国主神は兄たちの下にいる限り従者のままだったでしょう。いくら頑張っても、この力関係は乗り越えることができなかったはずです。
しかし母の助言で根の堅州国に行き試練を経験することで兄たちを凌駕する力を得ていきます。
須佐之男命が与えた試練も大変なものでした。
大国主神は蛇やムカデ、蜂のいる部屋に閉じ込められたり、野原に打ち込んだ矢を取ってこいと言われて火で包囲されるなど
数々の試験を一つひとつ知恵を働かせながら克服し、やがて須佐之男命のパワーを象徴する3種類のレガリアを手にしていくのです。
そういう大国主神に、やがて須佐之男命は地上の「国の主」になれと祝福します。
よく知られるように須佐之男命は知恵を使って八岐大蛇を退治した神様です。
大国主神はいつの間にかそれをも上回る知恵を備えていました。
大国主神は厳しい試練を通して自分を磨き上げたといってもいいでしょう。
もう1つ、大国主神の成長をもたらした背景には、地上における危機を救った母親の存在がありました。
母親の深い愛情と父親の厳しさ、この2つがともに大国主神の成長を促したところに、
日本神話の人間理解の深さを感じずにはいられません。”

お茶室で・・・

2015/02/10

 今日は、午前中(年長児以外は午睡の時間)、市内の新福寺のお茶室で、年長児のみ2班に分かれてお茶会の体験をさせていただきました。これは毎年恒例で、川井先生はじめお弟子さん方は着物姿で、お部屋を暖かくして迎えて下さいます。説明を聞いた後、春を感じさせる美味しい和菓子を戴き、茶せんで自らお茶をたてていただきました。子ども用のお茶碗に、昔話の絵が描いてあるとてもかわいいものです。

約30分子ども達は正座をして、静粛で貴重な体験をさせていただきました。川井先生、ありがとうございました。