私は、まったく上達しませんが、月に1回英語のレッスンを受けています。先生は元“出光”の社員で、海外生活の長かったダンディなおじいちゃんです。(おじいちゃんというのも失礼ですが、オジサンでもないので・・・。)定年後も毎年、クルーズや海外旅行にも出かけ、現役時代にはアラブの石油王とも通訳として仕事をしていた経験豊富な魅力ある方で、話しが楽しいので何年も続けていられるのです。
その先生の勧めで、この『海賊と呼ばれた男』を読み始めました。まだ上巻しか読み終えていませんが、何度感激の涙を流したことか・・・。主人公国岡鐡造こと出光佐三(出光の初代社長)氏の物語です。どうして海賊と呼ばれたのか(理由は上巻の後半に)。社員を命がけで守り、一度も社員を馘首せず、タイムカードもなく、定年制もとらないで、社員はみんな大家族・・・という考えの経営者だったのです。人を引き付ける魅力は凄い!・・ということで、大ファンになってしまいました。もっともっと早く読みたいですが、読書の時間は今のところ、就寝前30分と、30分早起きしてが精いっぱい・・・といったところです。