ふるさとだより

成田先生の講演から・・・

2015/06/11

《●朝スッキリ目ざめない(39名)●よく頭がいたくなる(22名)●よくお腹がいたくなる(22名) ●いつも元気がない(14名)●肩こりがある(14名)●腰がいたい(14名)●からだがだるい(15名)●いつも眠い(18名)●横になりたい(18名)●食欲がない(10名)●よく、気持ちが  悪くなる(8名)●夜、なかなか眠れない(41名)》

これは、先日の成田奈緒子先生の講演会での資料の一部です。なんとこれは某小学校2年生69名のアンケート結果だというのです。

こういう症状が4~5つ重なったものが、不定愁訴(フテイシュウソ。自覚症状が一定せず、その時々によって変化する訴え。自律神経系が関与している)と言われるもので、更年期障害の頃かと思っていましたが、なんと小学2年生で自覚症状が出るとは思いもよりませんでした。

これは、“早寝・早起き・朝ごはん”で改善できます。夜は8時~8時半に寝て、6時~6時半に起きるという生活リズムを付けていくことが大切です。乳幼児期に実行することで、しっかりとした脳づくりができるというわけです。成田先生曰く、0歳~5歳は、早寝早起き、食べて体を動かすという“からだの脳”を育てる時期(家の1階部分)。1歳~18歳は、言語・微細運動・勉強等の“お利口さん脳”を育てる時期(家の2階部分)。10歳~18歳は、社会の脳所謂“こころの脳”(家の配線部分)を育てる時期・・ということです。1階部分をしっかり作られなければ、2階部分も配線のこころの脳もしっかり作られていかないので、心が折れやすい・・・ということが起きてしまうといいます。そうならないよう、今の時期は、早寝早起きの実行をしていくのみです。子どもの言いなりになっていつまでも起きていることのないよう、時間で寝かしつけましょう。