ふるさとだより

一分呼吸のすすめ

2015/11/10

現代人の多くは、体の緊張によって、まるでじっと息を殺しているように呼吸が浅く、事あるごとに息をとめてしまう
癖が染みついているそうです。みなさんの呼吸はいかがでしょうか?
誰でも簡単にチェックできる森田愛子氏(渋谷鍼灸理学治療室室長)の「一分呼吸」の記事がありましたので紹介します。
  
《呼吸の質を改善する為にまず大事なことは、いまの自分の呼吸が楽か否か、安定しているか否かという基準を持つことです。呼吸には「吸う」「止める」「吐く」の三つしかありません。
この三つの呼吸に慣れ、強化して呼吸力を養うこと。そして、自分の呼吸癖に気づくきっかけになるのが「一分呼吸」です。
◆一分呼吸
1 20秒かけて鼻から吸う
2 20秒止める
3 20秒かけて口から吐く
呼吸の最中に、手に力が入らないよう注意してください。
手に力が入ると肩がロックされ、息が出入りしづらい状態になります。
慣れないうちは、20秒息を続けることが難しいかもしれません。

その場合は無理をせず、最初は3秒くらいずつからでも構いません。
少しずつ時間を延ばして、最終的に20秒ずつ、合計一分で一呼吸できるようになるとよいでしょう。
一分呼吸を行うと、自分の呼吸の癖が分かり、質のよい呼吸が楽にできるようになります。
さらに全身が温かくなる、気持ちが落ち着くといった様々な効果を得られるでしょう。
現代人に多い、浅く止まりやすい呼吸は、胸の上部で行われています。
こうした呼吸では息を体の芯まで取り込めず、体の前面に散らばるように逃がしてしまっています。
そこで、息を逃さず体の芯まで深く入る呼吸を身につけるのが「合掌呼吸」です。
(略)
呼吸法を通じて、鼻から吸った息が体の中心を通過し、腹の底にストンと収まっていく感覚を味わってください。
大切なことは、一時的な訓練で終わらせるのではなく、継続的に実践して普段の呼吸の質を高めていくことです。
深い呼吸の感覚を繰り返し体に覚えこませることで、強く、太い呼吸軸が養われ、体の不調も改善していくことでしょう。》

なんと、ここまで書いて自ら実践していたら、以前病を患っていたことのある職員が、その方法は正に東北大の某先生に痛みを取る方法として教えてもらったものと同じだ!と言っていました。