ふるさとだより

子どもの背筋力

2010/01/07

今日は七草・・・。我が家では、朝食に七草粥をいただくことになっています。味付けはEM塩で、お餅もたっぷりと入れました。園ではおやつが七草粥でした!

 さて、『子どものからだと心白書』に背筋力を取上げた論文がありました。1964年~1997年度までの34年間は握力のみならず、背筋力の測定もされていたそうですが、子どもの背筋力指数は一貫して低下し続けてきたそうです。ついに“測定の際に腰痛を引き起こす子どもがいる”との理由から、背筋力はその測定項目から削除されてしまったのだそうです。測定しないと言うことは、意識しないので、さらに落ちている可能性があります。日体大名誉教授正木健雄氏は、「背筋力の低下が、直立姿勢をとって動き回ることを億劫がらせたり、長続きさせないことになり、ひいては労働意欲(勤勉意欲)や運動意欲を起こさせないことにつながるかもしれない。」と懸念しています。

日本人はかつては、正座の生活、布団の上げ下げ、和式のトイレ、雑巾がけ、バケツの水を運ぶ、歩く・・・などで足腰の力をつけていました。背筋力は“腰の力”ですから、車社会、西洋式の生活で、その力は極端に落ちてしまっています。が、将来を考えると仕方がないでは済まされません。送迎の際、園と駐車場の間を、歩けるお子さんを抱っこやおんぶをしていませんか?荷物を持ってあげてしまっていませんか? お子さんと散歩などで楽しむ時間をとっていますか?日頃の生活の中で意識して行きましょう。継続こそが力なのですから・・・。  背筋力をつける遊びとしては、タオル1本で引っ張りあう綱引きあそびや、お相撲など押し合う遊びがあります。就寝前にちょっといかがですか?