ふるさとだより

ドイツでの出来事

2010/07/28

躾(しつけ)についていえば、ドイツは子育てや犬の躾では定評があります。叔母がドイツに40年近く住んでいることもあり、何度かキンダーガーデンを見学したことがあります。20年以上前のことですが、叔母と私は、近くの幼稚園を訪れ、そこの園長さんと話をしていた時のことです。年中くらいの男の子が2人事務室に入ってきました。日本だったら「お客様だから、自分の部屋に戻っていなさい。」と言うのに、何も言いません。様子を見ていたら、子ども同士、大人の会話の邪魔をしないように、ヒソヒソ声で会話をしているのです。あっちへ行っていなさいという必要はないのです。その当時の当園の状態と言えば、私が電話中にもかかわらず「ねえ,ねえ、先生!」と話しかけてきます。これはやはり家庭の躾の違い!と思ったものでした。しかし、家庭にばかり頼るのではなく、子どもの場合は、その場で注意しないと効果がありません。送迎の際、何か目に余ることがあったら、自分のお子さんだけでなく、みんな社会の子どもですから、みんなで育てていきましょう。(今は、電話中に話しかけてくる子はいません。当時の話です。)

他人に迷惑かけないといえば、昨日のコンサートでは子ども達がそうでした。今朝、ミネハハさんから電話が入り、子ども達が最後まで静かに聴いていてくれたこと、お小遣いの中から募金をしてくれたことに、大変感激してくれて、絵はがきを子ども達にプレゼントしたいから人数を教えて下さい・・ということでした。子ども達を動員できて本当に良かったと思いました。