昨日の続き。『食べなきゃ、危険!』に掲載されている、ミネラル補給のポイントをお知らせします。
まるごと全体食を基本とする。・・・日本人は昔から質素な食事を摂りながら健康に生きてきた。政府が言うような多種類の食材を食べなくても、昔のような“まるごと全体食”を基本にしていれば、質素な食生活でも健康でいられることは明らかだ。現代人は、多彩な食材を食べているのに、その食材からはミネラルが抜かれていて、しかも調理でもミネラルを抜いているので、心身がおかしくなっている。
①ダシは、煮干と昆布を主に用いる。ダシをとるときは、丸ごとの煮干と昆布を主体にし、酢を少し入れる。これでミネラルが溶け出しやすくなるし、ミネラルの吸収量も多くなる。酢を入れるとアルミが溶けるので、アルミ鍋は使えない。
②「昆布酢」「酢煮干」「煮干酢」を用意しよう。・・・酸っぱい味が好きな人は、1リットル程の広口のガラス瓶を2個用意しよう。1個に昆布をいっぱい入れ、酢を入れて浸す。3日後もう1個に煮干をいっぱい入れ、そこに昆布を漬けた酢を入れて3日置く。「酢煮干」を取り出して食べると、ジャリジャリしない。料理に使えば、昆布の栄養も同時に摂ることができる。煮干を漬けた「煮干酢」は、ミネラルを豊富に含む旨みのある酢だから、様々な料理に重宝に使える。「酢昆布」も料理に用いるとミネラルの吸収が高くなる。
③ごま油・エキストラバージン・オリーブ油を使う。・・・てんぷら油・サラダ油は精製油でミネラルが含まれていない。非精製油でてんぷらを揚げると胃もたれが非常に少ない。
④種実類・豆類を多用する。・・・1000万年前ほどさかのぼると木の上で生活していて、木の実や木に生る果物を食べてきた。その遺伝子が、現代人に受け継がれているから、種実類はミネラルバランスがいいはず。アーモンド・ピスタチオ・ヘーゼルナッツ・松の実・銀杏などを調理に使えば、生きていくためのミネラルを補給できる。ドライフルーツもよい。
ざっとこんなところです。私も食卓に「酢昆布」を作ってみてますが、とっても美味しいですよ!