3月11日(金)午後2時47分。世界中を震撼させる事態をすぐには把握できませんでした。子ども達は丁度園庭遊びの時間だったのでした。学童保育の子ども達もあと10分下校が早まっていたら、倒れた塀の下敷きになっていたかも知れない・・と今考えるとぞっとしますが、無傷でホッとしています。私は運転中でした。タイヤがパンクしたかと思い、思わずハンドルを取られそうになりました。すごい風と黒雲が・・・。電線がゆれ、民家の灯篭が倒れ・・・。あいにく車のナビが故障して修理中のため、ラジオも時間も分からず・・・。コンビニの駐車場でトラックの運転手さんに伺ったら、岩手で大地震が起きたとのこと。思わず園に引き返したのですが、信号は消え、道路には屋根の瓦が落ちたり、塀が倒れていたり・・・無我夢中で園に戻ったところ、全員園庭の中央にブルーシートを敷いて、職員と一塊になっていて、安心しました!事務室に入ってみると、足の踏み場も無いほど本や書類が散乱して、目を疑いました。思わず片付け始まりましたが、余震が頻繁で、部屋を出たり入ったり・・・。
それから余震と停電のため、お迎えを園庭で待ちましたが、だんだん暗く、だんだん冷えてきて・・・。最終的には、石油ストーブとろうそくを玄関の入口に置き、そこに座布団を敷いて待ちました。信号が働かないので、お迎えにはずいぶん時間を要したとのことでした。しかし、東京や横浜の知り合いの保育園の話を聞いたら、保護者は電車がストップしてしまったので、徒歩でのお迎えで、最終は深夜1時~2時だったとか・・・。
今回の地震は当地も被災地にあたるため、昨日13日(日)10時前に通電するまでは、TVも新聞も見られず、状況が把握できませんでした。友人達が電話をしてきてくれていたらしいですが、通じず、携帯も充電切れ。通電してからは、ひっきりなしに電話やメールが入ってきました。ドイツ在住の叔母からも100回以上電話かけどおしだったとのことで、各国の友人達から、実家は大丈夫だったかとの電話がひっきりなしにあったそうです。私のところへも三重・九州・四国・和歌山・熊本などの友人達から、励ましや必要なものがあったら言って欲しい・・など、電話やメールを戴き、本当に感激です。岩手や福島の方々に比べたら、まだまだ恵まれています。断水ごときでへこたれていられません。こんな時こそ、職員や地域の人たちと一致団結していかなければ!今回もきっと、もっと節水をするように、もっと節電をするように、もっと物を大切にするように・・という戒めなのかもしれません。断水や停電がまだしばらく続きますが、このピンチをチャンスに変えて、乗り越えていかなければと思います。保護者の皆様には、しばらくおかず入りお弁当と、飲用の水筒を持参してきてもらいますが、どうかご協力のほどお願い致します。当地は車が無いと移動できないので、ガソリンもかなり不足しているようで、今後も必要なものは増えていくかもしれませんが、頑張りましょう!