ふるさとだより

だんだん回復・・・

2011/03/18

あの11日の大地震からちょうど1週間がたちました。最初はライフラインが完全ストップ!水も電気もなし。頻繁に起きる余震におびえながら、最初の晩は着の身着のままで床に入り、この先どうなってしまうんだろう・・という不安が大きかったです。13日(日)には市役所福祉事務所に園の代表が集まり、子ども達を預かれるように、給食は出来ないが、お弁当と飲み水を持参してもらって、開園しました。日中は断水ですが、朝夕1時間ずつ水が出たので何とかお風呂にも入れました。避難所生活の方に比べたら、ずっとずっと恵まれています。

間もなく、福島の原発の放射能漏れが発表され、外に出せないので、室内に閉じこもりきりの毎日です。夜の寝つきに影響があるだろうと思い、ホールで出来るだけ身体を使った遊びをしていますが、太陽の下で遊ぶほうがずっと発散できて気持ちがいいですね・・・。しかし、放射能物質が体内に入ると幼い子どもには特に危険ですから、やはり室内にいるしかないのだと思います。いっそのこと園ごと、沖縄とか海外に行ってしまいたい、とさえ思います。

次々と問題は起きますが、必要なことが起きているのだと考えると、一つ一つ乗り越えていかなくてはならないのかと思います。

でも、今日は午後から水道水が少しずつ出てきたのです。水が出ることが当たり前ではなく、ありがたい!と感激でした。来週からは通常に戻るだろう・・と、市役所の担当者が言うので、給食再開のお知らせを、保護者に配信したところです。

それにしても文句も言わずに、おかず入りのお弁当のご協力、水筒持参のご協力・・・保護者の皆様に感謝です。節電・節水・物を大切に・・・は、この先忘れてはならない教訓です。こういう実践は、避難所生活をしている人への支援になるのだと思います。私達はできることを出来る範囲でやるだけです。当地は被災地でもありますが、まだ恵まれた場所でもあります。避難所生活を強いられている人々に、少しでも早く救援物質が届くように祈りましょう。

・・・明日は卒園式です。