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高い山を乗り越えて初めて事は成る

2015/10/08

昨年に引き続き、日本人で23人目となるノーベル賞を、北里大学特別栄誉教授の大村智さんが見事受賞されました!
東京都内の夜間学校の教師から猛勉強の末、30歳で北里研究所の研究員になられたという大村さん。
周囲からは「この経歴ではあまり将来性がない、教師を続けて将来は校長にでもなったほうがいい」
と言われていたそうですが、高い志を持ち続けたことで、研究者として大輪の花を咲かせました。
大村智(北里研究所名誉理事長)氏のインタビュー記事(2012年)を紹介します!
  
“──大村さんの開発された薬によって、世界で2億5,000万人もの人が病気から救われているそうですね。
それは「イベルメクチン」といって、もともとはメルク社(米)と共同で家畜やペットの寄生虫病の特効薬として開発して、
世界中で使われているものです。それが人間の病気にも使えることが分かり、WHOが注目したのです。
例えば疥癬(かいせん)といって、老人ホームなどに多い皮膚病がありましてね。
患者さんからすぐ看護師さんにも染してなかなか治らないんですが、この薬を一回飲むだけでピタッと治るんです。
皮膚科領域の革命だといわれています。
この薬によって、熱帯地方によくあるオンコセルカ症という目が見えなくなる病気や、リンパ系フィラリア症といって
脚が象みたいに太くなる病気がほとんど感染しなくなって、WHOも2020年には撲滅できると発表しました。
──大変なご努力の賜物でしょう。
研究そのものはそんなに難しくはないのですが、何を考えて取り組むかということが大事です。
そういう意味で僕は、人があまり考えないことで世の中の役に立つのが自分の使命だと思い、
人がやっていないようなことに絶えず挑戦してきました。
このイベルメクチンも、我われが発見した世界で唯一の微生物がつくる化合物から開発した薬です。
これ以外にも創薬に結びつく化合物を含む新たな460種類の化合物を発見するなど、
世界で最初に手掛けた研究が多数あります。
とにかく僕が携わっている化学や微生物の分野では、創造性が大事で人真似は絶対にダメ。
もちろん学問ですから先人の業績を勉強することは大事です。
だけどそこから一歩先んじようという気概がなければなりません。若い研究者にもいつも言うんです。
新しいことをやりなさい、そうすると人を超えられるんだよと。
人真似ではどんなによくてもその真似をした人のレベル止まりです。
失敗を恐れず、新しいこと、人がやらないことに挑戦してこそ人を超えるチャンスを掴めるんです。
(略)
何かを成そうという時には、ネックになることがいろいろあるものです。
だからダメではなく、高い山を乗り越えて初めて物事は成せるんです。
お金がなければいかにお金を集めてくるか、人がいなければいかに育て、活用するか。
与えられた場で自分の役割を果たすことは大事です。
しかしただその場に甘んじているのではなく、そこを乗り越えて、自分でなければ
できないところを見せなければいけないと思います。
そういう気概で歩んできた結果、化学者としては一流でも二流でもない僕が、
一流の化学者以上の実績を積み上げることができました。
先年、102歳で大往生された松原泰道ご老師に僕は大変懇意にしていただいていました。
そのご老師からいただいた「生ききる」という色紙が自宅の仏間に飾ってあります。
僕はこれからいよいよこの「生ききる」を実践していきたい。
後進を育て、独自の新薬の開発を通じて社会に貢献していきたいですね。”

トップ歯科医のプロの流儀

2015/10/07

山形県酒田市に驚くべき歯医者さんがいらっしゃるそうです。その名は、日吉歯科診療所の理事長・熊谷崇さん。
「酒田市民の口腔(こうくう)内の健康状態を世界一にする」という理念を掲げ、通院する子供の8割以上が二十歳まで
永久歯に虫歯が一本もできない、80代90代になっても20本以上歯が残っている等、数々の実績を上げられているそうです。
そんな歯科医療を提供し続ける熊谷さんのインタビュー記事を紹介します。
──どのような治療をされているのでしょうか。
初診の患者さんのほぼ全員が何かしら歯の痛みや不具合を感じて、足を運ばれます。
歯医者には痛くなったら行く、というのが一般的な感覚でしょう。当然、患者さんは早く完治させてほしいと思っているはずです。ただ、私は痛みを緩和するための治療は行いますけど、すぐに本格的な治療に入ることはほとんどないんです。

──といいますと?
歯科医療というのは、いまその時だけ痛みを取り除けばいいとか、食べられればいいのではありません。
口腔疾患のリスクを管理することは、全身疾患のリスクを管理することへも繋がり、人々の全身健康へ寄与します。
そして、自分の歯で食べ、不自由なく生活ができ、自然の美しさを維持する。それが何よりの目的です。
自分の口の中に何本詰め物があるのか、それはいつ、どこの歯医者で詰めたのか。
それすらも分からないっていう患者さんが多い。
歯科医にすべてお任せの診療が行われていて、情報が閉ざされてしまっているんです。
患者さん自身が自分の歯の状態を知り考えること。その意識を芽生えさせない事には、根本的な治療には至らないんですね。
──口腔の健康に対する患者さんの意識をまず変えていくと。
(略)
ただ、特に開業して間もない頃は、患者さんにそういうことを言っても受け入れてもらえなかったり、
中には罵倒されたりしたこともありました。
痛いところをいますぐ治してもらったらいい、忙しくてメンテナンスになんか行っている時間はないと。
初診で見えて以降、ぱったり患者さんが来なくなってしまいましてね。
赤字経営になり、自分の貯金を切り崩してスタッフの給料を支払っていました。
いま思い出しても、本当にあの時期は苦しかったです。
そこで患者さんの要求を呑んだほうが楽だったと思いますけど、それは絶対にしなかった。
──熊谷先生をそこまでして 突き動かすものは何ですか。
やっぱりそれは歯科医としての責任感、使命感です。
収入が減ろうが、患者さんから罵倒されようが、患者さんの口腔の健康を守ることが
ライセンスを預かっている者の果たすべき責任、使命ですよ。
困難な道から逃げず、自分の信念を曲げずに、王道を進んでいくことが大事だと思います。
夢を叶えるために敢えて困難な道を選択し、先入観や既成概念を捨てて、
情熱を傾け創意工夫をしながら、ブレずに目的を達成しようと努力し続ける人。
それがプロの姿ではないでしょうか。

自分でやりたい!!

2015/10/07

急に朝夕涼しくなってきましたが、みかん組のお友だちは元気、元気。

最近は何でも「自分で」と言わんばかりに私達からの介助を嫌がる事が多くなり、

成長を感じています。そのひとつに外を出るのに靴を履くことです。

自分で靴を取り、玄関に座って片足ずつ入れようとする姿が可愛いものです。

ただ、お友だちが靴を取ってくれてしまったものなら「ダメー」と怒り出し・・・

なだめて自分で最初からやり直しとういう感じです。まだまだお手伝いが必要

ですが子どもたちの気持ちを見守るのも大切ですね。

みかんみかん2

そしていざ参拝、お散歩へ出発!すると毎日「あっ、ひこうき」と飛行機や

ヘリコプターを発見。みんな空を見上げ「バイバーイ」と嬉しそうにする

みかん組さんです。

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         1歳児担任 渡辺:記

 

GTネットワーク

2015/10/06

東京都杉並区の私立保育園連盟の園長さん方約30名が、去る6月末に当施設を見学に来園されました。その中にはGT園(ギビングツリー)の方も数名いらっしゃいました。

9月の豪雨災害についてGTメーリングリストで、私が時々状況報告をしていましたところ、なんとその園長会の皆様からたくさんの義援金が送られてきたのです。折角のご厚意なので、常総地区保育協議会役員の一部で活用法を相談しました。観劇会を催そうか・・・しかし、水海道の保育所ではバスが水没し使えるのが小さいのしかなく、とても1か所に集合するということは無理だということになりました。・・そこで、被災した園のみではなく、何らかの形で支援しているところもあるので、常総地区保育協議会のすべての園(22施設)に、EMのリンゴが届くような手配をさせていただきました。・・・ということで、元気を取り戻すきっかけになると思います。このGT園のネットワークの凄さにあらためて感謝している次第です。本日当園にも届きました。(近日中の昼食デザートかおやつに・・・) 杉並の園長会の皆様!本当にありがとうございました。尚、今回送って下さったりんご農家さんでは、杉並区の園長会議の際、同じものをサービスで贈って下さるという何とも心温まる演出も用意されています。

お兄さんお姉さんたちと仲良し♡

2015/10/06

お外遊びが大好きなばなな組の子どもたち。

秋晴れの今日は、絶好の外あそび日和となりましたね。

まずは、毎日の日課になっている神社へ。

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ぞうりで歩くのも上手になりました。

参殿の前では、感謝の気持ちを言葉できちんと伝えた後に、お願い事もひとつ・・・

ちなみに今日のお願い事は「お外でいっぱい遊べますように」でした。

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参拝から戻ると自分の遊びたいところにまっしぐらに、走っていきます。

今日はお兄さんや、お姉さん達と一緒に遊ぶ姿がこんなにたくさん見られました。

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笑顔いっぱいで遊ぶ子どもたちの笑顔は、秋のすがすがしさのように、とてもさわやかでした。

明日も晴れたら一緒に遊んでね♪                             2歳児担任;角野

 

秋の七草 藤袴(フジバカマ)

2015/10/05

s_DSC00346 s_DSC00349昨日園庭を見ていて、花が寂しくなってしまった、苗を購入しなければ・・と思いきや、当園のお馴染み苅部保育士の御主人が、たくさんプランターの花を仕立てて下さっていて、午後玄関前に並べられました(軽トラの運転はお馴染み高田保育士です。)。 その中に秋の七草の一つ藤袴(ふじばかま)があったので、嬉しくて紹介しちゃいます!これは土壌によっては育たないこともあって難しいそうです。

秋の七草は、 山上憶良が万葉集の歌で 「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」 と選定しています。尾花はススキのこと、朝貌は諸説あるようですが、キキョウが有力のようです。従って、秋の七草は、ハギ、オバナ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、キキョウと、フジバカマです。

キャンドルナイトにむけて・・・

2015/10/05

 

先日のつくば登山&砂沼ウォーキングには、たくさんの御協力・ご参加ありがとうございました。

気持ちのいい秋晴れの中、親子で又はお友だちと楽しい思い出ができたことと思います。

今日は指先活動で、「キャンドルナイト2015しもつまやちよ」というイベントに向けての製作を行いました。

キャンドルナイトとは、環境問題や自然災害、政治問題や家庭問題など各々が思う問題を考える機会として、

『でんきをけして、スローな夜を。』を合言葉に展開されている全国規模のイベントだそうです。

子どもたちは、被災した子どもたちへのメッセージをテーマに、心を込めて絵を描きました(*^_^*)

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「げんきになるといいね」「はやくお家にかえれるといいね」と話し声が聞こえてきました。

被災という言葉は難しいけれど、子どもたちなりに考え、思いを込めることができましたよ(^_^)

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キャンドルナイトは10/17(土)に砂沼広域公園にて開催されます。

当日は、たくさんのろうそくに灯りがともり幻想的な風景が広がることと思います・・・☆

                              異年齢クラス(ぶどう組):竹澤 記

今…ももぐみでは…

2015/10/02

10月に入り、いよいよ運動会モードに突入です!! 特に年長さんは、開・閉会式の役割を決めたり、技見せの種目を選んで 頑張っています。運動会のポスター作りも、もちろん 年長さん! ステキに仕上がりました☆

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ゾーン遊びでは、こんな事も♪ 手作りした車を走らせたいと思い、大きな紙に道路を描きました。道路が出来上がると・・・お店も、公園も、鉄道も!!と どんどん発想が広がり、街になり、楽しんでいます(^o^)丿

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これは、園庭の畑で採れた野菜達(ピーマン、オクラ、ゴーヤ、ナス)を使ってのスタンプ遊び。食欲だけでなく、目も楽しませてもらいました^m^

明日は、筑波山登山・砂沼ウォーキングですね。お天気も大丈夫なようで…みなさんで、楽しんで来てくださいね☆  もも組(3.4.5歳児) 千里:記

今日から10月・・・

2015/10/01

秋真っ盛りの10月にはいりました。ランチルームも、ハロウィンとコスモスでちょっぴり様変わりです。

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朝のお手伝いでは、年長さんが育て収穫したお米の「もみすり」をしました。すりばちと野球ボールでする方法なのですが、気長に続けないとなかなかすれません。それでも子ども達は交替で一生懸命でした。

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そして、調理室では「今季最後のゴーヤ」をじゃこ・かつおぶし・ゴマいりの佃煮にしました。気温が下がってくると大きくならず、先日の保護者お手伝い日にはずしてもらいました。ゴーヤの佃煮は何回つくったことか・・ほんのりの苦味にも慣れ、甘辛い佃煮はみんなよく食べてくれました。また来年お楽しみに!

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栄養士 箱守 美智子