ふるさとだより

月次祭

2014/09/01

“つきなみさい”と読みます。毎月一日、年長児は9時に八幡宮の拝殿に昇殿して、正式参拝をしています。きちんと正座をして祝詞奏上の間、静粛にできています。玉串奉奠をして終了です。 私も大学の寮生時代、月次祭には伊勢神宮の内宮を正式参拝していました。確か、毎月17日だったように記憶しています。雨が降っても、正宮に続く一本道の参道は、傘をささずにずぶ濡れになって整列して歩いたことを記憶しています。寮を出てからは、内宮のすぐ近くに下宿をしていたので、先輩と共に、毎朝早朝に参拝したという清々しい経験があります。ありがたい事だったとあらためて思います。

蚊取り線香

2014/08/21

夏の風物詩の一つ、蚊取り線香。除虫菊というマーガレットに似た白い花を咲かせる植物、これがかつての蚊取り線香の原料で、特に花の部分が防虫作用が強く活用されてきたそうです。かつては日本は輸出するほど大量に生産していたそうですが、戦後は激減。除虫菊の代用品として、安く大量に生産することができた塩素系有機合成殺虫剤が開発され、使用されるようになりました。が、自然界では分解しにくく、動物や人の体内に蓄積する有害性が問題となり生産は中止されました。

その後、除虫菊成分「ピレトリン」に似た物質を化学的に合成した「ピレスロイド化合物」を作ることに成功し(昭和24年)、除虫剤・殺虫剤として使用されるようになって、蚊やハエ、ゴキブリやダニなどを駆除する殺虫剤成分として広く利用されるようになりました。しかし、人間の目や鼻、喉などの粘膜への刺激性、アレルギー反応、さらには視力低下や意識混濁、全身けいれん等の重い症状を稀に発症する可能性も指摘され始めているようです。中でもマットタイプや液状タイプの殺虫剤は、臭いがないため長時間継続して使ってしまいやすい為、身体への害がより大きくなりやすく注意が必要です。写真は、園で使用している100%植物性の蚊取り線香で、刺激性が低く、小さい子ども達にも安心です。保育室でも外でも使用しています。火をつけて煙と共に成分を広げるために、使いすぎることもありません。毎日使うものだから、安心安全のものがいいですね。

只今充電中

2014/08/20

園で使用しているガイガーカウンターです。当初は別のものを使っていましたが、黄色のものを購入してからは主に使用しています。バッテリーは長年使用できる優れものです。が、数字がおかしくなってきたので(μSV0.1又は0.2を指すようになってしまった)、バッテリーを交換してもらおうと電気屋さんに行ったら、これは充電式だといわれ、入っていたケースを見てみると、なんとケーブルがあったので、パソコンでもOKですが、今は電源アダプターから充電しています。充電時間は8時間もかかるようです。・・・こういうことも知らず、本当に年は取りたくないものです。ちなみに当園の本日の放射線量は、園庭でμSV0.04~0.05です。これは写真左のガイガーカウンターでの計測値です。 

意外なところから・・・

2014/08/19

写真は未満児専用園庭、すくすくガーデンの一部です。一角にハーブ園をと考えて、EM生ごみリサイクル土を使用したので、「冬がん」のツルが元気よく延びて、たくさんの冬がんを付けています。2,3種のハーブは現在埋もれています。折角大きくなっているので、9月15日は大宝八幡宮の大祭で、その前夜祭の12日と14日夜(19時~)には関東の奇祭と言われるタバンカ祭りがあります。別名“冬がん祭り”と言われているものなので、このお祭りに使えたら凄い・・・と思っています。お祭りに奉仕する人たちが、必ず拝殿で食することになっていますから・・・。

お盆

2014/08/18

お盆中は、親が休みで、家庭で保育できるお子さんが多く、職員は交代で出勤し、通常よりはゆっくりできました。が、新盆のお家は通常のお盆とは真逆です。当家も新盆でした。夫にゆかりのある方々はじめ、たくさんの方にお参り頂きました。忙しくて大変!と思っていましたが、いやいや、暑い中をお参りにいらして頂き、なかなかお話しする機会がない中、ゆっくりとはいかないまでも、お話ができてよかったと、つくづく思えました。お顔が分からなかった方も、わかるようになったし・・・。これも日本古来からの伝統文化です。何でも簡素化がいいとは言えないと思います。簡素化はますます疎遠になっていきます。こんな時だからこそ、“人とのかかわり”を大事にしたいとあらためて思いました。   ・・・・・その中で感動したお話があったので紹介します。・・・夫の知人(Yさん)で、最近は疎遠になっていましたが、Yさん宅も新盆でお互い行き来し合いました。Yさんは夫たちとボランティア活動を共にしている頃に体調を崩し、その後人工透析を受けることになってしまったそうです。12年間も透析をしていたらしいのですが、たまたま奥さんの腎臓と適合し、奥さんから一つもらって早2年経過した今はとても元気に、奥さんと共に趣味の生活を満喫されている、ということを伺いました(家業は息子さんに譲ったそうです。)。現在の医学では、血液型が違っても移植が可能だとういうのですから驚きです。白血球はA型で赤血球はAB型とかいっていました。Yさんが元気になったことで奥さんは、手術前は多少躊躇もあったようですが、提供して心から良かったとおっしゃっていました。素敵な夫婦愛です。