2009年 10月

十三夜

2009/10/30

dscf0152日本では古くからお月見の風習があります。一般に十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものとされていました。これは十五夜だけでは「片見月」といって嫌われたそうです。十五夜はサトイモを供えることが多いため「芋名月」と呼ばれています。十三夜は「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれています。これはお供えに栗や豆を神棚などに供えるからだそうです。中秋の名月の後なので、「後の月」と言われたり、「小麦の名月」と呼ぶ地方もあるそうです。十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いですが、十三夜は晴れることが多いようで「十三夜に曇りなし」という言葉もあるそうです。今夜はどうでしょうね。

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今日のおやつのお団子は年中児が挑戦しました。箱守栄養士の指導の下、身支度からお団子作りまで、みんな始めての経験で、意欲的で楽しく挑戦することができました。

お箸の練習 始まりました!

2009/10/30

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 くまにうさぎにかえるのかわいい顔には、大きな口がついています。その口の中に、子ども達が箸を使って小さくきったスポンジを食べさせています。今日はどの動物に食べさせようかと選ぶのも子ども達です。まだ、練習を始めたばかりなので箸を持つ子ども達の手は、とてもぎこちないのですが楽しみながらおはしの練習ができています。なんといっても楽しい中で練習することは、上達にも繋がると思います。お家で子ども達からお箸を使いたいと言ってきたときには、無理強いせずに楽しみながらチャレンジしてみてください!                       角野:記

防災訓練

2009/10/29

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今日は、防災訓練が行われました。不審者(神社の職員が装った)が出たことを想定し行いました。外遊び中でしたが、職員の速やかな誘導で、全員ホールに避難出来ました。「さすまた」を手に勇ましい清視さんより、命の大切さのお話を、静かに聞いていた子ども達でした。   記:関口

「叱る」と「怒る」

2009/10/29

「叱る」も「怒る」も辞書を引くと同じような意味ですが、一般には使い分けがされています。「叱る」は、相手の立場になって考える行為、しつけの一つとも考えられると思います。これは相手に対する愛情がなければできない行為かも知れません。「怒る」は例えばジュースをこぼされて、きれいなカーペットを汚されたとします。この時の腹立たしい感情を相手にぶつけるといった行為で、一方通行の感情表現です。子どもに対しては「叱る」方が望ましいと思いますが、まだ理解ができない子どもの場合は「叱る」ことの意味はありません。母親がアイロンかけをしている時、そばでチョロチョロしている子どもに対し、“触ると熱い”という行為は0~2歳くらいまでは理解できないでしょう。その際少しだけアイロンに触らせて、大きなやけどを防ぐ、というやりの方が大事かもしれません。  感情にまかせて子どもに怒る事はいただけませんが、最近は“喜怒哀楽”の感情表現が乏しくなっているように思いますので、危険な行為に対しては怒ることも必要かと思います。ダメなものは理屈抜きにダメと。ダメと言うのも声を荒げないで理解できるのは、2~3歳くらいではないでしょうか。いたずらをされたくないのなら、見えるところに置いておかないことです。怒るより、上手な叱り方を身につけたいですね。しかし、まずは「褒める」ことをお忘れなく!                         

食事と子供達

2009/10/28

予防医学の杉本一朗先生のレポートに次のような興味深いものがありました。

「アメリカのニューヨーク市学区では1979年から4年間かけて、食事に飽和脂肪酸と砂糖が含まれすぎているために起こる害と、食品添加物の害を確かめる大規模な実験が行なわれました。ニューヨーク市の子供達100万人を対象に、構内のカフェテリアでの食事内容を飽和脂肪酸や砂糖、食品添加物を含まないものに換えて、学力にどんな影響があるかを調査するものでした。調査開始以前の構内のカフェテリアでの食事内容は、ハンバーガーにフレンチフライ、ホットドッグ、ポテトチップス、コカコーラと言ったものが主流でしたが、最初の1年目には飽和脂肪酸と砂糖を減らし、2年目はそれに合成着色料や合成甘味料を使った加工食品がメニューから除かれました。3年目には何も変えることなく、4年目には合成保存料を添加している加工食品を除外しました。その結果、年々標準学力テストの平均点が上がっていき、調査以前の39点から、4年後には55点まで上昇したと言うものでした。この実験のポイントは、食事の内容以外、教師の数やカリキュラムを変えたわけではないところです。又、1980年代に子どもを凶暴にする食事の実験調査も行なわれましたが、食事内容を変えただけで、けんか等のトラブルの発生回数が48%も減少したと言うことでした。(以下略)」

食は人を良くすると書きます。食を見直すことで、いろんな事が改善されそうですね。