ふるさとだより

あたりまえだけどとても大切なこと

2010/06/15

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これは数年前に購入したものですが、本箱で今日見つけたので紹介します。著者である米国人ロン・クラークは、学級崩壊寸前のクラスの子ども達に、まず、社会生活における基本ルールを教え込むことから始めたそうです。僅か一年で、子ども達の生活態度は大きく改善し、最低レベルだった学業成績も州のトップクラスにまでなったということで、その後も、所謂教育困難学級を受け持ち、悉く改善をしていったそうです。教育の土台は、この50のルール(米国では55のルール・日本にはそぐわないものをはずした)をしっかり守らせたことだといいます。子どもの中に自尊感情と他人を尊重する心を育て、成熟して責任感のある大人にするための土台作りの重要性を説いています。50のルールの主なものを紹介します。

①大人の質問には礼儀正しく答えよう。②相手の目を見て話そう。③誰かがすばらしいことをしたら拍手をしよう。④人の意見や考え方を尊重しよう。⑤勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない。⑥誰かに質問をされたら、お返しの質問をしよう。⑦口をふさいで咳やくしゃみをしよう。⑧何かをもらったら3秒以内にお礼を言おう。⑨もらったプレゼントに文句を言わない。⑩誰であれ仲間はずれにしない。⑪しかられている人の方を見ない。⑫誰かが何か落としたら拾ってあげよう。⑬誰かとぶつかったらあやまろう。⑭次の人のためにドアを押さえていよう。⑮電話の対応はきちんとしよう。⑯集会ではおしゃべりをしない。⑰いつも正直でいよう。⑱信じるもののために立ち上がろう。・・・・・などなど・・・。

先日、小学校から地区探検で生徒達が園にやってきたことを紹介しました。その時、小学生が私にあいさつをする際、帽子をかぶったままでした。「あいさつをするときは帽子をとりましょう。」と言うことを話しました。子供達は実際の体験でしか身につかないものです。些細なことですが、大事なことだと思っています。

子どもは大人の言動を良く見ています。私達大人がよいモデルとなるように、気をつけたいですね。