ふるさとだより

人生をひらく鍵

2011/11/11

『人生をひらく』という小冊子を読んでいて、印象的な内容があったので紹介します。

≪人生をひらくとは心をひらくことである。心を開かずに固く閉ざしている人に、人生はひらかない。「ひらく」には開拓する、耕す、という意味もある。いかに上質な土 壌もコンクリートのように固まっていてはよき種をまいても実りを得ることはできない。“心をひらき、心を耕す”・・・・・人生を開く第一の鍵である。

社会教育課の田中真澄氏はいう。人間の能力は、知識、技術、そして心構えの三辺であらわされる。どんなに知識・技術があっても、心構えが悪ければ、能力は出てこない。すべては底辺の心構えいかんにある、と。

人生をひらいた人には共通の心が構えがあった。それは、①物事を前向きに考える②素直。宮大工の小川三夫さんは、高校卒業後「法隆寺の鬼」「最後の宮大工」といわれた西岡常一棟梁に弟子入り。修業時代はすべて「はい」と従った。「批判の目があっては学べません。素直でなければ本当の技術が入っていかないですね。」と。③感謝の念を忘れない。成功者は呪いたくなるような境遇をも、この境遇が自分を育ててくれると感謝している。④愚痴を言わない。自分が出したものは自分に返ってくる。宇宙の法則である。愚痴ばかり言っている人は、愚痴ばかりの人生になる。

“心構えというのは、どんなに磨いても毎日ゼロになる能力である。毎朝歯を磨くように心構えも毎朝磨き直さなければならない。”・・・・・人生をひらく第二の鍵である。≫