ふるさとだより

放射能の影響で成長が遅れる?

2011/11/14

あかね台クリニック杉本一朗医師が出しているクリニック11月号で、以下のような記事が掲載されています。杉本先生は、12月1日(木)に当園にて“放射能とワクチンについて”の勉強会の講師を勤めてくださいます。まだ若干名(2,3名)余裕がございますので、興味のある方(EMにも)は是非ご出席ください。(9時半~11時半頃)

≪11月7日のNHKニュースで、郡山市の幼稚園児の発達異常が報告されました。昨年の6月からの1年間の体重の増え方が、従来と比べて4分の1程度しか増えていないとのことです。調査に当たった郡山市の小児科医は、「原発事故で外遊びができず、運動量が減り、我慢を強いられる生活にストレスを感じたことが原因」と指摘しております。しかし、インターネットでは様々な医師により、放射線の影響を危惧する声が上がってきております。私たちの身体の代謝は酵素というたんぱく質によって進められております。消化も酵素、成長も酵素、殺菌も酵素、傷の修復も酵素、成長も酵素、DNAの修復も酵素、活性酸素を消去するのも酵素です。酵素が一つでも欠けると、代謝は滞ってしまい困ったことが起こってくるのです。そのため、原料であるアミノ酸の供給、補酵素としてのビタミン・ミネラルの供給がきちんとできているのか、ということがまず重要なポイントになります。・・・では、放射能を浴びるとどうなるのでしょう?強さにもよりますが、体液と反応し活性酸素が大量に発生し、それが様々な組織障害を引き起こしていきます。もちろん老化の原因ですから、老化が早く進んでいくことになります。一方放射線の直接的な電離作用によりDNAが直接障害されたり、細胞膜が障害されたりすることもあるのです。自己修復の為に酵素が直ちに作り上げられていくわけですが、実は酵素というものは1日に作れる量が決まっているのです。それをリアルタイムに必要な酵素を作り分け供給しているのです。例えば体調が悪いときに食欲が落ちることがありますね。その時は、消化酵素に回すより、自己修復の為に酵素を回したい時なのです。食欲がないときに無理に食べ物を入れると、消化酵素も作らなくてはならなくなり、1日の酵素量を有効活用できなくなってしまうので、その時は無理に食べ物を入れないで、水とミネラルを入れてあげればよいのです。さて、放射能を浴びた場合、大量の活性酸素処理とかDNA修復処理に酵素を回さなければなりません。この量が多くなればなるほど、他の場所への酵素を回すことが困難になります。そうしますと、成長に関係する酵素の活性が落ちてきたり、消化酵素の活性が落ちてしまったりします。しかし材料のアミノ酸、ミネラル、ビタミンの消費も激しいため、食欲は適度に維持されていると考えられます。酵素の働きを知ることは、体の代謝機能を知ることになり、実に理に適った働きをしていますね。体温も重要で、ちなみにリンパ球の酵素活性は39度で戦闘モードになりますので、解熱には要注意ですよ。≫