日本機能性医学研究所所長 斎藤糧三氏は花粉症にはビタミンDが効果的である・・・と言っています。 機能性医学とは1990年代に提唱された始めた新しい医学で、発症メカニズムが複雑な慢性疾患に対し、対症療法に終始するのではなく、発症原因に着目しながらその予防と根本治療を目指すものだそうです。氏は、子どものころからアトピー性皮膚炎、大人になってからも慢性的な鼻づまり、春には花粉症に悩まされていたと言います。同時に子どもの頃、海に行けばアトピー性皮膚炎も鼻づまりも改善するという経験を持っていたと言います。そこでアメリカで開催された機能性医学の学会会場で、ビタミンDのパイオニアの医師が日焼けを推奨していたことから、このことにはたと気付いたそうです。そしてビタミンDのサプリを購入し、スタッフに試したところ、1時間もしないうちに鼻づまりが解消したそうです。紫外線=悪 と、考えがちですが、2月~10月の太陽が南中すに達する前後二時間の間に半袖半ズボンで15分~20分の日光浴を2~3日行うことを推奨しています。日焼けで黒くなっている人は、ビタミンDが生成されにくいそうで、皮膚の色によって多少時間は異なるようです。加齢が進むにつれてビタミンDの生成力が低下するので、60歳を過ぎたらサプリから摂取した方が確実だとか・・・。紫外線と皮膚がんの関係や、シミ・シワの原因になる等の情報が広く定着し、紫外線は悪者扱いされて、今では先進国の約4割がビタミンD欠乏症に罹っているとも言われているそうです。今、世界ではビタミンDの価値が見直され、様々な研究が進められているとか・・・。
花粉症にはビタミンD?
2012/04/06