ふるさとだより

卒園式を明後日に控えて・・・

2011/03/17

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大惨事を招いた大地震から7日目。恐怖心のあまり、登園できなかったお子さんがいたり、停電等で種々の準備が進まなかったためもあって、卒園式を一週間延期させてもらおうかと思ったほどでした。が、今日から出席者が8割以上に戻り、なんとか卒園式を迎えられそうです。親子で製作してもらったイスもこんなに可愛く揃いました。ろうそくの灯りで作った親子もいて、これはこれで思い出に残る親子共同作業だったと思います。明後日は年長児親子と年中児が式に参列し、他のお子さんは、保護者が参加される方のみで、家庭保育をお願いしています。卒園式以降もほとんどのお子さんは通園してきますが、一応区切りの卒園式、その成長した姿を楽しみにしていてください。

以下は、本日、沖縄在住の友人(保育園々長)が、教えてくださった文です。お友達の臨床心理士の方から頂いた情報だそうです。もったいないので掲載します。・・・また、礼儀正しく思いやりと感謝のゆずりあいののできる私達日本人の心が、世界を驚かせています。そして世界中からたくさんのいろいろな支援が集まっています。人間は助け合いです。もう少しです、可愛いわがこのためにも頑張っていきましょう!

【災害時のメンタルケア】
◆1.今こそ自分自身のメンタルケアを。
今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出しているときです。こういうときは何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。細々意識してみることをトラッキングといいます。自分自身に対するサポートを最初にしてください。
私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことがちがってきます。

◆2.テレビの視聴には気をつけて下さい。*特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。
身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。
テレビでは繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、非常に強い吸収力を持ちます
人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。
***私たちが生きていくために必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***
トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が人々にもたらすネガティブなインパクトは甚大だったといいます。
◆3.今一番に必要なのは、身の安全を確保することです。
避難場所、食べ物、人々が安全かどうかをチェックすることが優先です。
◆4.そして非常時に最も大切なのは、人とのコミュニケーションです。
人を求めるのは、とてもとても自然なことです。
その時の自分の思いを言葉にして、所属するコミュニティでシェアしたり、身近な人に伝えてみてください。もちろん、手段はメールでも構いません。「メールに書きながら落ち着いてきました。大丈夫です」とおっしゃる方、多いです。