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幸福は笑うことから

2012/03/27

岐阜県大垣市のタクマ工務店社長・宅間正恭氏の随想記事に感動したのでご紹介します。
≪先日、ある経営者が奥様を連れて事務所に駆け込んできた。自分の会社が倒産寸前となり、自殺を考えていたところ、ある人から私に会うことを勧められたのだという。
見ると思い詰めた表情で、顔に死相を浮かべている。私は彼にまず「笑って死にたいか、泣いて死にたいか、どっちや?」と尋ね、笑って死にたいと答えた彼を
近くの堤防まで連れて行った。そして「自殺するなら俺が見とったるで、ここで死ね。
そのかわり一つ約束しよう。 一緒に一時間ほど笑おうやないか」と提案した。
おかしなことなど一つもないのに、ただ笑うというのはなかなか難しい。私も必死だった。
しかし、初めは泣き笑いをしていた彼から、最後には本物の笑い声が聞かれ、別れ際には「もう死ぬのをやめました。」
という言葉を聞くことができ、ほっと胸を撫で下ろした。
* *
岐阜県大垣市で工務店を経営する私の元には、毎月50名を超える人たちが全国から訪れてくる。
事務所の上のフロアで行われる先祖供養祭と、締め括りに行う「笑いの練習」に参加するためである。
たとえ四面楚歌の状態でも、笑える人は必ず逆境を乗り越えることができる。これは66年の人生を生きてきた私の実感である。
笑うことの大切さを私に教えてくださったのは、生長の家創始者の谷口雅春先生だった。
私が中学3年になったある日、父がこれを読め、と渡してくれたのが、先生のご著書『生命の實相』で、その中の一節に私は強く胸を打たれた。
「笑う者の運命は光のごとく輝き、 しかめ面する者の運命は闇の底に沈衰する。諸君はそのいずれを選ぼうとも 自己の好みに委された まったくの自由を許されているのである。  光となって輝きたい者は笑うがよい、 闇の底に沈衰したい者は眉をしかめるがよい。」
私は一人でも多くの人にこの教えを伝えたいと思い、高校時代は、生長の家の青年会活動に積極的に参加するようになった。
先生のお話は非常にユニークで、何事も心の持ち方が大切だ、と常々おっしゃっていた。
例えば、登山の話をされる時はこんな調子である。
「皆さんは山を登ると思うから エラい(しんどい)んや。 私は山がくだる、山がくだる、と思うから ちっとも疲れない」
高校卒業後、名古屋の建設会社に就職した私に独立の決意を与えてくださったのも、やはり谷口先生だった。
ある講習会で、先生は当時の日本の漁業に深刻な影響を与えた200カイリ問題に触れられ、
「遠くの海まで行かなくとも、“心”で魚たちを呼んで、 日本の領海に来てもらえばいい」と言われた。
同様に、仕事がしたい、人のお役に立ちたいという気持ちがあれば、必ずよい仕事が入ってくる。
私はそう考えて、36歳の時にタクマ工務店を設立した。
取引先との人脈もなく、当初は仕事の注文も皆無だったものの、「まず心に描け」という先生の言葉を思い出し、
瞑目してお客様の相談に応じている風景をイメージした。
笑う門には福来たる、といわれるように、どんな時でもにこにこと笑顔を浮かべていると、人は必ず声を掛けてくださるものである。
おかげさまで仕事は年々増えていき、10年後には念願の会社組織にすることができた。
その恩返しにと、自宅の広間を「八笑道場」と名づけ、冒頭に紹介した先祖供養祭と笑いの練習を定期的に行うようになった。
さらに会社でも、毎日昼と夕方に15分間ずつの唱和を行うようにした。
「繁栄だぁ、健康だぁ、千客万来大喜びだーっ」と言って、皆でワッハッハ、ワッハッハ、と笑うのである。
そのおかげか、深刻な不況が続く建築業界にあって、当社にはお客様から様々なご依頼をいただいている。
* *
ところで、八笑道場には様々な悩みや苦しみを抱えた人たちがやってくるが、私自身もその例外ではない。
いまから7年前のことだった。  私の会社で働いていた次女が、交通事故で非業の死を遂げたのである。
事故原因は、運転をしていた若者のスピード違反と脇見運転によるもの。
まだ28歳の若さで、二人の幼子を残したままという悲痛な状況だった。
私の妻や娘の主人は、半狂乱になって次女の死を悲しんだ。
しかし、ここで私までがパニック状態に陥るわけにはいかず、傷ついた家族を何とか支えていこうと気を奮った。
そして「肉体はなくなったけれども、魂は生き通しや。 この世を早く卒業しただけやから、悲しんだらあかん。 相手を恨んだらあかん」
と言って聞かせ、皆、想像以上に早く、深い悲しみから立ち直ることができた。
谷口先生はご著書の中で
「幸福でもないのに笑えないというな。 笑わないから幸福が来ないのである」とも述べておられる。
これまでの人生はいいことがなかったからもうダメだ。
どんなことをしてもよくならないと悲観している人をよく見かけるが、人の人生は果たして“過去”によって決まってしまうものだろうか。
どんなに苦しいことや辛いことがあっても、自分の人生は“未来”からやってくる。
そう考えていつもにこにこと笑っていれば、きっと運命は好転する。すべての幸福は、笑うことから始まるような気がしている。≫

「おでかけ気分で移行スタート!」

2012/03/27

 昨日より午後の時間(コナーあそびからおやつまで)移行開始となり、新ぶどう組・新ももくみのお部屋で過ごしています。

 子どもたちはというと、担任の心配もなんのその「いってきまーす」と、元気にお友だちと手をつないで、それぞれのクラスに出かけて行き、コーナーあそびや園庭遊びを満喫しています。

新もも組での子ども達の様子です。

 そして、おやつ終了後にばなな組に戻ってきた子ども達の第一声は、「ただいまー!」と・・・。まるでお出かけしてきた気分の様です。

 こんな風にお兄さん・お姉さん達との生活に楽しみながら慣れていくのが、子ども達にとって幸せな事なんだと、子ども達の笑顔を見て感じとった担任です。

 かえりの会は、ばなな組に戻り大好きな絵本を読んでもらい全員、満面の笑みで「さようなら」をしています。

 4月2日からは、新しくなったお部屋での生活がスタートします。おべんとうとお布団を忘れずにお願い致します。

 今から、ワクワク・ドキドキですね!!   角野:記

福島原発4号機の現実

2012/03/26

いたずらに不安をあおるのではなく、現実を直視していかなければならないと思います。1年前のこと、とするのではなく今もなお事態は現在進行で続いていることを忘れないようにしたいと思います。
「ドイツZDF フクシマのうそ」(29分間)少し長いですが、時間のある方はご覧になって下さい。

http://www.dailymotion.com/video/xpisys_yyyzdf-yyyyyyy_news

時間のない方は次を見てください。http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-3150.html

去る22日に年少児~年長児が生ごみを使った土づくりをしましたが、今日ビニールの上から手を当ててみました。とってもあったかくなっていまて口々「あったか~い!」と子ども達・・・。菌ちゃんが元気に働いている証拠です。  5月の連休明けに夏野菜の苗を植えますが、それまでには生ごみはどうなっているかも楽しみです。  ・・・・・こういう穏やかな日々がずっとずっと続きますように・・・・・。

いよいよ移行開始!!

2012/03/26

園舎の工事に伴い移行期が遅くなりましたが、今日から新クラスでのコーナー遊び、参拝、おやつタイムを開始しました。

朝の登園から給食までは旧クラスでの生活。そして、おやつ後、旧クラスに戻り降園となります。

3才以上児は、もも、ぶどう組の2クラスとなり人数も増えますが、明るく元気なクラスを目指したいと思います。

部屋は、もも組は現在のまま、ぶどう組は工事終了まで旧めろん組での生活となります。

とりあえず初めの一歩・・・

給食後、コップを持って大移動!! ワクワク、ドキドキ・・・

さっそくコーナー遊びでは、新年長さんがばなな組から進級する新年少さんを誘って、一緒に遊んであげる姿が見られほっと一安心。

参拝もこの通り! パートナーを決め仲良く手を繋いで出かけました。

戸外遊びでは、もとのメンバーの友達同士、楽しく遊ぶ姿がみられ今のところ不安はない様子。

おやつタイムも新年長がグループをしきって、わきあいあい♪ 楽しく、おいしくいただきましたよ!!

新しい一歩を踏み出した子ども達、そして担任の私達です。

一日一歩ずつ慣れて、一人ひとりが元気に生活できるよう見守りたいと思います。

                                      記:ひとみ

いよいよ明日卒園式・・・

2012/03/23

卒園式を明日に控え、会場となる(園舎は大規模修繕中)大宝地区公民館会議室にて、年長児のみの最後の練習をしました。

今日のお天気が雨ということで、昨日、年中・年長児を園バスで搬送し、公民館での初の練習をしたのですが、少し不安が残ったので、再度年長児のみ行いました。やはり年長児は落ち着いています。

工事中につきホールにあった2台のピアノは、楽器専門の業者に預けてあって使えません。保護者に戴いたエレクトーンがあったので、急きょ、工事中の職人さんの手を借りて、昨日運搬したところです。工事等に気を取られていて、楽器に気づいたのが2週間前・・・。何年もエレクトーンの演奏をしていないので、ベースの感覚がずれてしまって困りました。

一生に一度の人生最初の卒園式・・・。思い出に残るいい式になりますように・・・。写真のような公民館の会議室ですが、保育室にふさわしい、ステキな空間になっているはずです。いよいよ明日卒園式・・・。

 

ぶどう組あれこれ♪

2012/03/23

ぶどう組が、工事の関係でクラスを移動してから、早1ケ月がたちました。

その短い間にも、いろいろありました。

登園時は、以前はお支度が終わると、元気に外に飛び出していったのですが、

今は、室内で過ごしており、早く来た子ども達から次々と遊び出します。

最近は、子ども達でシートを敷き、「今日はこれ・・」と、おもちゃも選び、好きなように楽しく遊んでいます。

そして給食時には、年長さんの女の子の歯が抜けました。5・6歳ごろで、歯がはえ換わる時期になりますが、

グラグラすると、気になるようで、けっこう話題にあがります。

ご飯を食べた瞬間に抜け、口からタラリと血が出てしまい、一瞬大騒ぎになりましたが、

みんなが「私もそうだった・・」と話が盛り上がました。歯が抜けた安心感で、その後は食欲モリモリ。

そして、ぶどう組は、よく食べます。そしておかわりもよくします。

毎回、この長蛇の列です。見事です。

また、3月のお誕生会では、デザートにゼリーが出ました。解凍の具合がちょっと堅めでした。

(ちょうど食べ頃に解凍することは、難しいことです・・・)

そこで、エコの紙スプーンで食べたのですが、スプーンがゼリーに負けてしまい、曲がってしまいました。

どの子も曲がり、スプーンの持つ場所を替えてみたり、向きを替えてみたりと、みんなそれぞれ考えていたようでした。

そして、みんなエライ!と感心したのは、誰も「うまく食べられないよ~」と言わなかったこと。

たぶん、年度始めであれば、「できない、たべられない」の大合唱だと思うのですが、

そこは、ぶどう組で一年過ごした子ども達。りっぱに成長してくれました。

スプーンがだめなら、箸がある!ということで、箸で食べ始めた子ども達でした。

明日は、卒園式。年長さん達と最後に食べるおやつです。

今日は、年長さんがジュースをつぎ、めろんぱんとチーズも配ってくれました。

心をこめて配ってくれたおやつ。みんなで楽しくいただきました。

年長さん、ありがとう。これからもやさしい気持ち、大事にして下さいね。   ちえ:記

畑の土作り&お別れ会食

2012/03/22

昨日、以上児の子ども達に、生ゴミをもってきてと話したところ、忘れずに持ってきてくれてたくさん集まりました。生ごみは立派な資源になること、生長点は特に大事な部分だという話もしながら、指先の時間に持ち寄った野菜くずを指で細かくちぎりました。ちぎった野菜くずをシートの中に入れてEMボカシを混ぜて足で踏んづけてより細かく。それを畑の土に直接混ぜて、ビニールをかけてました。菌ちゃんが増えるのを待ちます。年少児~年長児までの一緒の取り組みでした。

 

昼食はお別れメニュー。例年ならホールで全園児一緒に会食をするのですが、今年は工事中のため、各クラスに年長さんが数名ずつ入っての会食となりました。みんなちょっぴり緊張しながらも楽しく会食ができ、子ども達の好きなメニューでもあったので、いつもよりたくさんいただきました。

年長さんともともに過ごせるのは、あと一日のみ・・・

 

新しい身長計・体重計♪

2012/03/22

 

今月の身体測定は、年長さんの卒園記念品としていただいた、身長計・体重計を早速使わせて頂きました。

新しい測定器を前に、みんな興味津々。

「4月から、こんなに大きくなったんだね~」と担任二人でとても嬉しく思いました。

これから、毎月毎月、そして毎年入園してくる子ども達の成長の記録を残す、大事な宝物として大切に使わせて頂きます。

そして、卒園していく年長さんたちの成長も保育園から応援していきたいと思います。ありがとうございました。          吉田:記

お彼岸の中日によせて

2012/03/21

昨日は春分の日。昭和23年に国民の祝日に関する法律により、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として制定されたそうです。お彼岸の中日でもありました。今の自分に続くいのちのバトンを、命いっぱいに輝いて、心ときめく日々を過ごせたらいいと思っています。

今、大規模修繕真っ最中。ホールだけは卒園式に間に合うようにしたかったですが、叶いませんでした。公民館でやることになりましたが、心ときめく式にできたらいいと思っています。明日は、園庭の畑の土づくりをします。調理前の野菜くずをみんなで持ち寄りますが、これもいのちのバトンです。

忙しい時期こそ、魂に響く、耀く日々を過ごしていく努力をしなければ・・・。

春のおとずれ・・・年長さんの手形クッキーづくり

2012/03/21

 春分の日の前に吹く強風を「春一番」と呼ぶのだそうですが、今年は関東地方では、吹かずに過ぎてしまったとか・・・。それでも、確実に「春」がやってきていますね。前回のブログで「水仙のつぼみ」をご紹介しましたが、今日はとってもきれいな花を見せてくれていました。梅も一気に開き、桃も咲き始め、桜のつぼみも大分ふくらみましたね。

今日、年長さんの恒例となった「手形クッキーづくり」をしました。いろいろな体験を積んでの、しあげのクッキング!!真剣なまなざしと、キラキラした瞳で、いつも取り組んでいましたね。

それぞれの個性が見られる「世界で一つだけのクッキー」ができあがりました。

そして・・・おいしそうに焼けました!(^^)!

卒園式までおあづけですが・・・どうやって食べるのでしょうね~???

話しは変わりますが・・・昨日最終回だったテレビ番組の「ハングリー」・・・見た方いらっゃいますか??

たまに「食育」という言葉がでてきたりするので、意識してときどき見ていたのですが・・・、昨日は、子ども達が畑におじゃまして体験したり・・・心を病んでしまった人が、以前なら心からおいしい!と思えたお料理が、味に辛みを加えないと、おいしいどころか、食べた気もしない!・・・などなど。そして、「栄養をとるというのではなく、おいしさを皆に伝えたいんだ!」というセリフがあったり・・・

うんうん・・・と頷きながらひさびさにいい番組に出会えたかな!と思えた時間でした。

隣りのお部屋からは、「おいしい~ね!」の声がよく聞かれ、思わず嬉しくなります。それには、心の安定と食べ物のおいしさが両方あってのことですね。

   栄養士    箱守 美智子