ふるさとだより

「苦は楽のため、楽は苦のため」

2015/02/27

マスターズの世界で圧倒的な強さを誇り、現在24個もの世界記録を保持している100歳の現役スイマー長岡三重子さん。
水泳と出逢ったのは80歳、本格的に練習を始めたのは91歳でした。
全くの素人からスタートを切り、いかにして世界トップへの道を切りひらいたのでしょうか──。
その記事を紹介します。

≪私は籾殻の卸売りで得たお金で55歳の時から観世流の能を始めたんですね。
まず謡を始めまして、仕舞や舞囃子、最後は能面と装束をつけて舞うくらいまでなりました。
商売の傍ら、自分で稽古場もつくって能に打ち込んでおりましたら、そのうちに膝が悪くなりましてね。
能は膝を曲げて中腰になったり、すっと立ってすっと座る。
それがあまりできなくなったので、80歳の時からプールで歩くようになって、水泳も始めました。
走って疲れたらプールに行って、25メートルのプールを1000歩歩きます。そうすると綺麗に疲れが取れるんですよ。いまも週2回は通っています。それを続けていったらいつの間にか膝は治って、また能を舞えるようになりました。そんなことで、最初は水泳をする気はなかったんですけど、87歳の時に今度は耳が悪くなりましたから、能は断念してね。
それで水泳一本に力を入れることにしたんです。
最初は25メートルも泳げなかったですが、やっぱり練習というのはすごいものですね。
週3、4回の練習をずっと続けていったら1000メートルでも1500メートルでも泳げるようになりました。
で、88歳の時に初めてニュージーランドの世界選手権に出場して銅メダルを1つ取りました。
その2年後にはイタリアで世界選手権があって、今度は銀メダルを3つ取りました。
この時に火が点いたんですね。金が取りたいって。
そのためには効率的に泳がなきゃいけないと思いましたので、91歳の時にコーチについたんです。
一所懸命教えてもらって、毎年毎年タイムがよくなってね。
だから、91歳から年を取るたびに速くなったんです。
最初に申しましたように、18本の世界記録を取ることができました。
その年は1年間で55回も大会の試合に出場しました。
84歳からマスターズの大会に出始めて、この前も三重まで行ってきたんですけど、全部たすと今まで大会で365回泳いでいるんです。やっぱり、目標を持ってね、それに突き進んでいかなければいけません。
若い時と同じように、年老いてからも一所懸命努力しなきゃならないと思います。
そういう人だけが楽しい思いをするようになるんです。それをただ楽ばかりしておったんじゃ、ろくな事はありません。
“苦は楽のため、楽は苦のため”。そういうことでしょう。≫

避難訓練

2015/02/26

今日の訓練は、消防署から実際にお兄さん方にいらしていただいて、火事を想定した通報訓練を実施しました。今日は雨だったので、室内訓練に変更し、“森のお部屋”に集合した園児に向けて、消防署員さんが、火事の時に一番危険なのは、煙を吸ってしまうことなので、なるべく低い姿勢で、口と鼻をハンカチや洋服で塞いで避難しましょう。その際に、≪お・は・し・も≫さない・しらない・ゃべらない・どらないを守りましょうと、子ども達と約束をしました。健気な子ども達は、火災報知機のベルが鳴ると、真剣に、そして速やかに避難できました。消防署のお兄さんたちに、よくできましたと誉めてもらって、無事訓練終了です!

「真の喜びは試練の後にやってくる」

2015/02/25

「音楽を通じて日本の尊い歴史や文化、さらには日本人独特の情感や感性、心根を伝えたい」そういう思いのもとに、福岡県を中心に九州各地で音楽教室やコンサートを展開している、音楽道「笑顔塾」主宰秋山千鶴さん。
子供から大人まで、皆キラキラと目を輝かせながら聴き入るといいます。そんな秋山さんが語った「心を育む音楽の力」という記事があったので、紹介します。
         
≪6歳でピアノを始めて以来、音楽とともに歩んできました。現在私は音楽道「笑顔塾」という教室と「心根コンサート」をライフワークと思い定めて取り組んでいます。一般の音楽教室やコンサートと大きく違うのは、「音楽は心を育む」という信念のもと、音楽を通じて皆さんに日本の尊い歴史や文化をお伝えしていることです。
例えば、かつて童謡、唱歌の代表曲の一つとして口ずさまれていた『花の街』。この曲には、戦争で焼け野が原になった国土に再び美しい花が咲くことを願った国民の思いが込められています。また、有名な『われは海の子』には七番まで歌詞があり、国を守らんとする先人たちの心意気が情感豊かに表現されています。
こうしたエピソードは、現代の大人や子供たちにとても新鮮で、皆キラキラと目を輝かせて耳を傾けてくれます。
私が中学校の講師をしていた頃、生徒が、「学校で社会の勉強をすればするほど日本ってそんなに悪い国なんだろうかと辛くなる。 けれども秋山先生が、日本は誇るべき国だとハッキリ言ってくれたことが嬉しかった」
という感想を寄せてくれました。
不登校だったけれども、私の音楽の授業にだけは顔を出してくれるようになった子もいたのです。
いまの社会は幼児虐待、いじめ、家庭内暴力、若者の自殺と、子供を巡るたくさんの問題を抱えています。
これらは、わらべ歌や童謡、唱歌など、人の心を育む音楽が家庭から消え、日本の大切な伝統文化が十分に語り継がれなくなってから増えてきたように思えてなりません。
かつての私は、世間に影響されては揺れ動く信念のない人間でした。
子育てについても随分迷い、拠り所となるものを求めていたところ、次女が生まれた時に教わったのがわらべ歌でした。
これは『かごめ』や『通りゃんせ』のような子供の遊び歌とは違い、母子が肌で触れ合い、五感を働かせながら歌える短い歌の数々です。「ととけっこう よがあけたまめでっぽうおきてきな おはよーっ!」
娘は嬉々として歌をせがみ、歌っている自分も気持ちがいい。
その喜びの中で、自分の身体に日本人の血が流れていることがはっきりと感じられるのです。
私が日本の歴史や文化に興味を持つようになったのはこの頃からでした。
モーツアルトはアイルランド民謡、ビートルズはマザーグースを聴いて育ったといいます。
ところが日本では、自分の国の子守歌もまともに歌えない人が増え、それとともに日本独自の情感や感性、心根が損なわれてきています。
危機感を抱いた私は、言葉、音楽、わらべ歌を通じて親子が触れ合い、五感によい刺激を与えて心を育む「五感育心」をテーマに音楽教育を始めたのです。平成8年のことでした。
最初に地元の図書館で親子を集めて開いたところ評判となり、口コミで保育園や学校、さらには行政機関、医療機関と、
様々なところから引き合いをいただくようになりました。
教室は私の経験や学びが深まるにつれ、より充実したものになりましたが・・・。≫ 

・・・このようになるまでには、長女の方の自殺未遂があったそうです。心肺停止に近い状態の集中治療室で、できることはわらべうたを歌うことだけ。そして次々と歌い続け、病室を後にしたその数時間後に、なんと意識が回復したのだそうです。この出来事があったからこそ今がある・・というわけです。感動しますね。

病気にならない食事法

2015/02/24

西脇俊二(ハタイクリニック院長)氏の言う「病気にならない食事法」の記事が興味深かったので紹介します。     

≪もともと大学の医学部を出て精神科医として活動していた私が、断糖に着目する原点となったのは、長年苦しんでいた慢性鼻炎でした。それまで西洋医学で処方される薬では一向に改善しなかった症状が、漢方薬で克服できたのです。

その後、両親を相次いでがんで失い、西洋医学の限界を一層痛感した私は、通常の医療活動の傍ら、漢方やインドの伝統医学であるアーユルヴェーダなど、代替医療の研究を続けました。そうした中で辿り着いたのが、ノンカーボ(無炭水化物)ダイエットの第一人者である、崇高クリニックの荒木裕先生の提唱された「断糖」、つまり糖を断つ食事法だったのです。私がいま院長を務めるクリニックを訪れる方は、9割近くががんを患った方です。治療の柱としているのは、断糖です。

がん治療といえば、抗がん剤や放射線療法、手術、ホルモン剤投与などが主流ですが、まだまだ治療が困難であるのが実情です。私ががん患者さんに対して断糖を実践していただいているのは、がん細胞が主にブドウ糖を栄養源として増殖するからです。つまり炭水化物などの糖を摂取することは、がん細胞に餌を与えて大事に育てているようなものであり、
断糖によってがんの餌を奪い取れば、がん細胞は成長しにくくなるというわけです。がんの治療効果をさらに高めるため、私はビタミンCの点滴も併用します。ブドウ糖と化学構造がよく似たビタミンCを投与すれば、がん細胞はブドウ糖の代わりにこれを取り込みます。取り込まれたビタミンCはがん細胞にだけ強い酸化作用を示す過酸化水素を発生させ、がん細胞を退治します。

断糖で効果があるのはがんの治療ばかりではありません。例えば高血圧。塩分がよくないという認識が広まり、
日本の塩分摂取量はどんどん減っているにもかかわらず、患者さんは減っていません。実は高血圧は、糖が体内で消費されないために内臓脂肪が増え、その内臓脂肪が腎臓の塩分排泄機能を阻害すること。加えて、糖によって交感神経が緊張状態になることによって起こります。
本当にやるべきことは糖を抜くことなのです。痛風も、同じ理由で尿酸排泄機能が阻害され、尿酸が結晶化して関節痛が起こるので、断糖によって解消されます。動脈硬化の本当の原因も、コレステロールではなく糖です。血液中には細菌がおり、その主な餌はブドウ糖です。

体内で糖が合成されると細菌が急激に増え、増えた細菌が血管の内壁に傷をつけます。その傷にコレステロールが溜まるのであって、傷がなければコレステロールはするすると抜け、動脈硬化やそこから派生する脳梗塞、心筋梗塞は起きないのです。他にも、虫歯、肥満、メタボ、糖尿病、アトピー等々、断糖による予防、改善効果は様々なケースで確認できており、断糖は病気になりたくてもなれない食事法といっても過言ではないのです。以下略≫

田中佳医師講演会

2015/02/19

昨日午後、田中先生の講演会を実施しました。保護者と外部から約100名が集まり、田中先生の熱弁に、参加者は熱心に聞き入りました。田中先生は、“並の医師が失業する、並の病院が廃業する世界を築くこと”というのが夢のちょっと変わったお医者さんですが、病院に運び込まれた病人を治すことは簡単にできないと言います。病院に入る前に自然治癒力で治すことの方がずっと可能だということですから、病気にならないような生活を実践していかなくてはなりません。“老衰で逝ける”というのは現在はなんと僅か3%だとか・・・。それには、飲食(添加物など身体に悪いものは摂らない。腹ペコ状態にして食べる。)・(ストレスや心の乱れに注意。)・(善玉菌を多く。)・(身体を動かす)の広範囲から見ていかなくてはならないということでした。(この話を詳しくしして下さいましたが、ここでは書ききれません。)できることから実践していくと共に、よいことは是非広めていかなければ・・と思います。保育園でできること、家庭できる事、もう一度整理したいと思います。