daihou

顔色をうかがう

2011/02/10

“大人の顔色をうかがう子ども“、というと、なんかあまり良い感じを受けないように思いますか?脳科学者の茂木健一郎さんの『化粧する脳』には、顔から表情を読み取る能力は、人間の知性を象徴する能力である、と書いてあるのです。自閉症の研究をしていたサイモン・バロン・コーエン氏らは、『心の理論』で、“自閉症の人々は、他者の心が読み取りにくいためにコミュニケーションが苦手だ”と言っていると言います。

他者の心を読むというのはどういうことか、というような研究が進んでいく中で、「顔の問題」がますますクローズアップされ、顔の動きからなんらかの感情や心の動きを推察しているのではないか、と言うことがわかってきたそうです。

「顔色をうかがう」という言葉通り、私達は普段、相手の機嫌が悪いかなど、相手の顔を見ながら判断しています。ちょっとした表情の動きで、ああ大丈夫だ、とホッとしたり、言わなければ良かったと後悔したりします。ですから顔を読むことが出来ないと大変なことになります。

これまでの様々な研究から、人間には、他者の顔を見ることで、その内面を類推する能力があることが明らかになってきたと言います。

このようなことから考えると、子ども達はもっと人の顔色をうかがうようなことをしていってもいいかもしれませんね。

明日は発表会です。演技の上手下手を、他の子ども達と比べるのではなく、子ども達の顔の表情を見ていただければと思います。

お茶会

2011/02/09

dscf6418

今日、年長児(2班に分かれて)は、10時~12時の間、少しおめかしし、普段履き慣れない靴下をはいて、市内“新福寺”のお茶室に行ってきました。先ず、写真の隣の部屋(炉の切ってある部屋)で、お手前の一部始終を拝見し、写真の部屋にもどり、お菓子を頂いてから、自ら茶せんで立てて、お茶を頂きました。緊張しながらも、初めてのお抹茶でも自分で立てたこともあって、全員がきれいに飲み干していました。さすがに年長さんは、最後まで静かに正座でいられ、先生のお話も良く聞いていました。

先生は、お茶の作法、お菓子の戴き方、懐紙の使い方、お茶の立て方、茶せんの扱い方、飲んだ後の懐紙の処理の仕方等を、丁寧に話してくださり、お弟子さんと3人係りで手取り足取り・・でした。

次のようなお話もしてくださいました。お抹茶は昔は誰でも飲めるものではなく、貴重だったので、病気になった時のお薬としての役目もしていて、身体にとても良いものです。又、お茶室の本当の入口は、とても狭く出来ています。これは、身分の高い人もそうでない人も頭を下げて入らなくてはいけないから、誰でも同じ(平等)なのですよ。刀を差したお侍さんも、刀をはずさなくては入れないから、お茶室の中では、けんかはできなかったのです。静かに心を沈めるところなのです。・・・と。

川井先生、二人のお弟子さん方、本当にありがとうございました。お菓子(2種・水戸と名古屋のものだそうです)も、お抹茶もとっても美味でした。昨年秋の文化祭には、若手保育士の里佳さんと真由美さんも、川井先生の指導でお手前を披露してくれましたが、今日のお茶会でも自信を持って取り組むことができました。何事も百聞は一見にしかずですね!貴重な体験が出来ました。

クラスでの様子をすこ~しご紹介*

2011/02/09

朝のうち雪がちらつきましたが、園庭に積もった雪はすっかり溶けてしまいました。

雪で遊ぶことができなくなり、少し残念そうな子どもたち(^^;)

ですが、お部屋でのコーナー遊びも随分と充実したものになっています!

今日のコーナー遊びでもこの通り!!

dscn9262

dscn9264

(いつもはピーステーブルに利用している机ですが、今日はままごとコーナーに仲間入り。ピーステーブルには違う机を代用しました。)

dscn9267

遊びの内容や設定も、みんなで話し合いその日によって違う設定を楽しんでいます♪

そして、来週(19日)には、エコかるたの大会が行われます。それもあってか、白熱した戦いに・・・。

dscn9269

集中し、じ~っと見つめて、、、「はい!」とカルタをとるのが実に素早い!!

自分の好きな遊びでたっぷりと遊ぶことができました(^v^)

発表会を今週末に控え、毎日の練習を全員で頑張っている子どもたち。より一層、仲も深まったように感じます(^v^)

時にはぶつかり合うこともあるけれど、そんな経験を通してこそ仲よくなっていくものですよね・・。

クラスもまとまり、楽しい毎日を送っていますよ!

   記:真由美

下妻母親クラブの集会へ

2011/02/08

母親クラブは各地で盛んに活動していますが、下妻でも6年ほど前に立ちあがったようです。現在は、乳児の“ゆりかごクラブ”、未就園(2~3歳)の“ちょうちょクラブ”と、手遊びやパネルシアターを通して親子で楽しんだり、依頼があると披露するといった、“あおむしクラブ”があるようです。どのクラブも週一回活動をしているようで、なかなか頑張っています。

2~3年前、たまたま知り合いがいたので、講演会に誘ったり、ぞうりを注文されたり、園庭を開放したり・・ということをしてきたところ、今年は毎月一回、手遊びや運動遊び、質問タイム・・・といった出前保育を頼まれてやらせてもらっています。保育士スタッフが毎月交代で公民館等へ出向いていきます。今日は、今年度最後の集会に行ってきました。

一通り遊んだ後はお話しタイム・・・。核家族のお母さん達が多いのか、質問が矢継ぎ早に・・・。少人数だったこともあって、いろいろお話をしたり、聞いたり・・・。子育てが初めてのお母さん達には、こんな時間は大切だなあ・・とつくづく痛感しました。

週に一回集まって、子育ての悩みや苦労を話すことで、ストレスも発散できるだろうし、子どもの発達にとってもプラスになるはずです。

保育園に通っている母さん達は、お母さん同士で話す機会があるし、保育士にも相談できるし、母子で家にいる人よりもストレスは少ないはずです。・・・が、なかなか園のスタッフに近づきがたいと思っているお母さん方、仕事が忙しくて話などしている暇がないと思っているお母さん方、ストレスをためていると、子どもに愛情を持って優しい気持ちで接することができなくなります。極力笑顔で接したいですものね。悩みでもストレスでも軽いうちに解決しておきましょう。気軽に声をかけてくださいね。

郷土料理「すみつかれ」

2011/02/08

cimg9982

cimg9985

cimg9988

cimg0002

今日は、初午です。大宝保育園では、郷土料理に触れる「すみつかれ」を作る日なのです。やはり、伝統の味は大切にしないといけません。年長さん達全員は、その、郷土の味を守るべく、すみつかれ作りに挑戦。鬼おろしを使い、大根、人参をすりおろす作業、これがなかなか力のいる作業で、子ども達は「けずれな~い」と大騒ぎ。そして、豆の皮を飛ばす作業では、うちわ片手に「寒~い」と大騒ぎ。ねぎと油揚げも、包丁を使ってきりました。そんなこんなで、下準備バッチリのすみつかれは、なんと、またまた、伝統的な「かまど」を使って煮る作業へと移行です。きっと、おいしいすみつかれが、できあがるはず。おやつの時間に「いただきます。」直美;記

クラッシックカー展示会

2011/02/07

dscf6352

先日、知人から「大宝八幡宮 旧車」という立看板があちこちにあるけど何ですか?と聞かれました。私には何のことか分かりませんでしたが、このことだったのですね。昨日の日曜日、随身門から南側の境内と、えびすやさんの駐車場、保育園の駐車場にも・・・、ざっと60台ほどのクラッシックカーが勢ぞろいしました。展示のみならず、ミニチュアカーや野菜の販売店も出ていて、結構賑わっていました。どんないきさつで、ここの境内で実施することになったかは、分かりませんが、人が集まると言うことは、良いことだと思います。それにしても、オート三輪車など、昔なつかしの車も展示されていて、タイムスリップしたかのような感じがしました。

dscf6355

この車の持ち主は、市内大町在住の方ですが、時々この車を動かしているそうです。見かけることがあるかもしれませんよ。でも、この車、見た感じでは冬は寒そうだし、夏は暑そうだから、見かけるのは春と秋だけかも・・・。

「いよいよ今週です♫」

2011/02/07

cimg9939

今日は、午後からホールで発表会の予行を行いました。みんな、それぞれの衣装に身をつつみ、準備はOK!!

いつもの練習とは違い、お友だちが見ているという緊張感があったせいか、今日は今までで一番、上手に演技ができました。

cimg9974

発表会当日も、立派に演じてくれることと思います。ご家族皆さんで、かわいい役者さんの応援に来て下さいね。     鈴木里佳:記

ピースチェア

2011/02/04

cimg9920

園では、もも・ぶどう・めろん組の部屋の一部に、ピーステーブルならぬ、ピースチェアを設置しています。ここは、物の取り合いや、けんかになった時、ここに座って、納得いくまで話し合ったり、気持ちを落ち着かせる場所です。年少さんがけんかした場合には、年中児や年長児が仲裁に入ったり、一人ずつの気持ちを聞くときもあります。勿論年長同士の場合も誰かが仲裁に入って、ひとりひとりの言い分を聞いたり、お互いが気持ちを静めて話すときもあります。・・・ということで、大人が仲裁に入ることは本当に少なくなってきています。椅子に座ることで気分が変わり、座るやいなや「ごめんね」というときもあるようです。子どもだけで解決できることが多くなってきたので、大人は見守るだけですみます。

クラスによって、「じぶんのきもちをことばでいおう」とか「あいてのはなしをよくきこう」などと貼っておきます。

今は一般的に、“コミュニケーション能力”と“問題解決能力”が不足していると言われています。こういうことを、小さいうちからの積み重ねていければいいと思っています。大人が一方的にジャッジしてしまわずに、子どもの意見をよく聞くことから心がけていきたいですね。  (今日の写真はあくまでモデルです。争っていたわけではありません。)

大宝保育園*初たくあん漬け

2011/02/04

 今年になって1月7日、年長さんが大根洗いをして、干し始めたものが、かなり細くなってしわしわになり、キュ~ンと曲がるようになりました。そこで、今日はたるに漬ける工程にはいりました。

 洗うときにも1本ずつ洗ったので、今日も1本ずつたるに漬けこんでいきました。大宝保育園で「たくあん」をつくるのは、なんと初めて!そして、担当するこの私もはじめて・・・。子ども達にそのことを話すと、驚いたような(*_*)・・・どうなることか心配やら、楽しみやら・・・どんなものができるのでしょうね。

 dscf0276 dscf0272

干し大根・EM米のぬか・塩(EM塩とあわせたもの)・キビ砂糖・保育園の柚子の皮を干したもの・干し昆布を用意し、ドキドキの漬けこみ!

dscf0281 dscf0288

dscf0298 dscf0300

dscf0302 dscf0305                                                                                                                           dscf0307 dscf0311

無事終了(~_~;) 3月になったら、食べられるかな~と、みんな楽しみに・・・。その前に様子をみながら重石を減らしたりしていきましょう。

             卒園まで一日一日大事にしていこうね♫        栄養士   箱守 美智子

節分

2011/02/03

dscf6329dscf6331

dscf6341

午後から、園内豆まきで子ども達は大いに楽しみました(お知らせ版に掲載)。イワシも食べました。イワシを寒い冬に食べることは、身体の厄除け、つまり健康づくりにも役立つのです。また、柊(ヒイラギ)の針で、鬼の眼を刺し、イワシを焼く激しい煙と臭いで、邪気を祓うといわれています。このような伝統は守っていきたいです。

園内豆まきが済んだ後は、八幡宮の撒豆行事を見学してきました。ご祈祷のあとで、年男達は順に神楽殿に昇殿し、威勢よく豆を撒きました。今年は比較的穏やかな気候で救われました。夜の部は7時からご祈祷・豆撒きとなります。高砂親方も来社されますよ。