ふるさとだより

家庭教育の重要性

2015/04/23

慶應義塾の塾祖であり、『学問のすゝめ』を著し、明治期の日本に大きな影響を与えた福澤諭吉。
彼が人間教育のベースとして重要視したこと。それは家庭教育でした。36年間、慶應義塾幼稚舎で教壇に立ち続けてきた岩崎弘(慶應義塾福澤研究センター顧問)氏が語った『福澤諭吉の教育論』の一部を紹介します。

《福澤が残した数多くの論説の中には教育に関するものが非常に多く、また子ども向けに書かれた本もあります。
その中から小学生にも読めて、子どもたちの徳育に繋がる本はないかと探し、巡り合ったのが『童蒙をしへ草』でした。
これは明治5年に福澤諭吉が英書を翻訳したもので、当時の「修身」の時間に多くの小学校で読まれていたといいます。
イソップ物語や童話をとおして、「命の重さ」「生きる意味」「独立心の育て方」など子どもたちの心の情操を育む内容であり、
道徳教育が難しい時代になったからこそ、私はぜひ担任している子どもたちにこれを読ませたいと思いました。
しかし明治期の福澤の訳では、現代の子どもたちはとても歯が立ちません。
そこで私が現代語訳に挑戦し、道徳の時間に副読本として用いてきました。
例えばこんな文章があります。
「どんな虫や、動物に対しても、やたらにこれを痛めつけるのはよいことではありません。虫や動物にも命があるのです。
 小さな動物を苦しめたりすると、だんだんとこれに慣れてしまって、 やがて小さな動物に対してだけでなく、
 同じ人間に対しても心の優しさを失って、ついには、とても悪いことをするようになってしまうことがあるからなのです(略)」
  小さい頃に心の片隅にでも残ればという思いで教えてきましたが、卒業後の私の学級のクラス会名は「をしへ草の会」と名づけられ
一期生、二期生……と続き、「自分の子どもにも読ませたい」と言ってくれる卒業生も多く、それぞれの心にしっかりと根づいていることを嬉しく思っています。
話を福澤へ戻すと、彼は生涯で4男5女の子宝に恵まれ、我が子の教育には非常に熱心でした。
明治4年、38歳の時には一太郎と捨次郎のために半紙四つ折りの帳面を2冊用意して、
躾を中心とした「ひゞのをしへ」を毎日書きつけています。
≪ひゞのをしへ(抜粋)≫
おさだめ(7つの大切なこと)
1.うそをつかない
2.ものを拾わない
3.父母に聞かないで物をもらわない
4.ごうじょう(強情)をはらない
5.兄弟げんかをしない
6.人のうわさをしない
7.人のものをうらやまない
私はこの「ひゞのをしへ」も現代語訳して子どもたちに教えましたが、現代の父親からは想像もできないほど、
我が子の教育に心を砕いていたことが伝わってきます。
 後に福澤は「文部卿は三田にあり」といわれるほど当時の教育界全般に大きな影響を与えましたが、
「一家は少年の学校なり」
「真に人の賢不肖は父母家庭の教育次第なり」
など、とりわけ幼少期における家庭教育の重要性を説いています。》

学童クラブ

2015/04/22

3月の保護者のお掃除の際に、園庭の東側のうっそうとしていた立木を少し整理して戴いたのをきっかけに、3日ほど職人さんに入ってもらったおかげで、築山にもなり、とってもスッキリし、向こう側の様子も良く見えるようになりました。

今日は、大宝小学校の日曜日(授業参観)の代替え休校日でした。午後園庭の東側にある“夢の森”で、異学年の子ども達が共にがバトミントンやボール遊び等で遊ぶ姿は、とってもいいなあ・・・と思わずシャッターを!

・・・今日も市役所子育て支援課から、不審者情報がFAXで送られてきています。小学生と言えども、まだまだ家でひとり留守番ともいきません。ひとりでは外には出せないし、家の中ではファミコンに夢中・・・なんて言う状況になりかねません。外で元気よく身体を使って、1年生から6年生で遊ぶ…なんて言うのは、学童保育でしか体験できないかもしれません。需要の多い昨今、さらに学童保育を充実させていかなくてはと思っています。

子は親の鏡

2015/04/21

久しぶりに、『子どもが育つ魔法の言葉』(ドロシー・ロー・ノルト著)の冒頭のこの詩を思いだし、本日玄関に掲示してみました。心に響く詩ですよね!お迎えのお母さん方が見て行って下さっていました。   

子は親の鏡     

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
 

 

さんまの名言21選

2015/04/20

お笑いタレント「明石家さんま」さんの名言をシェアします。悩みが吹っ飛びそうな気がしませんか?
1. 正解が一番つまらんのや

2. 20代の借金は貯金や

3. 満点は星空だけでいい

4. 職場に好きな人を一人作ると。仕事行くのが凄く楽しくなるんよね

5. 結婚はゴールではない!スタート!しかも途中から障害物競争に変わる

6. 恋に勉強なんてないんや。勉強したつもりでも、新しい恋が始まって気が付いたらまた何にもわかってない自分がおる。それが恋ってもんや
7. 追い詰められなきゃダメなんですよ、なんでも仕事は。ゆっくりやるとロクなことないですね
8. バラエティに感動の涙は要らんねん。芸人は笑わせて涙流させな
9. 俺は幸せな人を感動させたいんやなくて、泣いてる人を笑わせて幸せにしたいんや。これが俺の笑いの哲学や
10. 俺は、絶対落ち込まないのよ。落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。過大評価しているからうまくいかなくて落ち込むのよ。人間なんて、今日できたこと・やったことがすべてやねん
11. 死ぬときに、わくわくしたい
 12. 出川は一流や!
13. 勝ち負けは『努力』の要素だけで左右されるほど甘いもんやない思うんですわ。特に超一流の世界ではね
14. 俺が話す時に絶対テロップを出すな
15. いっぺん夢中で生きてみい。毎日が夢中や
16. やろうとすれば出来んねん、人間みたいなもんは
17. お前はホント、自分のうまさにつまずくタイプなんやろね。得意なものにつまずくからなぁ、全員
18. オレは何言われても平気。ひがんどると思うもん
 19. 笑顔になるから、楽しい出来事が起こるようになる
20. テレビに出てなかったら、ただのやかましいオッサンやで
21. 人間生まれてきた時は裸。死ぬ時にパンツ一つはいてたら勝ちやないか
 

牛乳 その2

2015/04/17

園庭の東側の駐車場から見た桜。同じ桜でも色も咲く時期も少しずつ違って・・・。どこもかしこも花盛り・・・。ホントに癒されます。

・・・さて、昨日の続き。牛乳は栄養豊富でしょうか?

牛の赤ちゃんにとっては栄養満点。しかし牛乳は牛の赤ちゃんを育てるためのもので、人間を育てるものではないのです。母乳は血液が変化したものですから、牛乳は牛の血を飲んでいることになります。さらに、牛乳には飼料から摂取した農薬や、治療に使われた抗生物質などの残留が考えられます。

又、日本では乳牛を広い牧場で放牧しているところはあまりないらしく、牛舎の、1頭ずつ仕切られた狭いコンクリートの上で繋がれたまま…というのが多いようです。更に餌は、草ではなく濃厚飼料と呼ばれるトウモロコシや大豆、油粕などの繊維の少ないたんぱく質・脂肪の多い飼料が多いとか・・・。なんだか牛がとてもかわいそう・・・です。