旬は、その食材がもっともおいしくなる、食べ頃の時期ですね。おいしいだけでなく、その食材の栄養成分がとても高い時期でもあります。この時期は、その食材が大量に市場に出回り、値段も安くなりますね。ただ、気候などに大きく左右されるので、安定していないという欠点もあります。しかし、天の恵みをいっぱいに含んだ、旬のやさしい食材は、見逃したくないですね。
先日も「ふるさとだより」でご紹介しました、年長さんの「筍の皮むき・ふきのすじとり」が、給食のメニューの一品になりました♫
筍とひじきの煮物(9日の副菜のお皿)
卵の信田煮&ふきの煮物(10日の主菜のお皿)
自分のお手伝いが加わった「お料理」は、食べる気持ちが違うんです! ちょっと苦みのある「ふき」も「おいし~い!」と食べるんですねぇ~。
お手伝いした年長さんだけでなく、それを見ていた「年中さんのMちゃん」、その日帰ってのこと、おばあちゃんが、たまたま「ふき」を採ってきていたそうで、「保育園で年長さんがすじとりしてたよ!」と話したのだそうです。きっとお家で、おばあちゃんと嬉しそうに、保育園でできなかった「ふきのすじとり」をしたのでしょうね・・・。
毎日のさまざまな園でのできごとが、子どもを通して、家庭につながっているかな・・・と嬉しくなりました。 そして、責任も感じますね。
「春苦み、夏は酢のもの、秋は辛み、冬は脂肪と合点して食え」。 これは食育を日本で初めて提唱した明治の医師、石塚左玄氏の言葉だそうです。
栄養士 箱守 美智子