ふるさとだより

保育園が心のふるさとに(part9)

2013/05/10

食材に触れて指先の運動量アップ

園では、乳児から積極的に体を使って運動機能を高めるプログラムを組んでいますが、年長児になると家事に積極的に参加する姿が保護者から報告されるケースが多くなります。親は、思っている以上に子どもがいろいろなことができることに驚いている様子です。子どもが家事に参加できることは、親子の関わりが増え、子どもは認めてもらえるので自信につながっています。このことは日頃の積み重ねが大きいと思っています。毎日9時~9時半の全身の粗大運動後、9時半~10時は、手指の微細運動で様々な素材を利用して、紐通し・型はめ・製作・折り紙などのほか、給食の素材も週に1回程度ですが、インゲンや蕗の筋とり・とうもろこしや玉ねぎの皮むき・レタスちぎりなど全園児ができることに取り組んでいます。この時間は、運動後なので体温が上がっているため、より集中して取り組むことができて一石二鳥です。子どもの集中できる時間は20分程度ですから、時間的にも丁度いいのではと思っています。


家事は、運動機能を高める最高の方法。フライパンやハンドミキサーを使って調理に挑戦する子どもたちは真剣そのもの

また、季節や行事に応じて、先にあげた梅ジュースや梅干づくりの他、お月見団子をつくったり、郷土料理の”スミツカレ”をつくったり、料理ではありませんが、へちまを煮てへちまたわしをつくったり、園庭で育てた”藍”で藍染をしたり・・・。また、お泊り保育では、お米を研いだり、カレーの材料を調達したり、材料を刻んで煮込んだり・・・。秋の芋煮会ではおじいちゃん、おばあちゃんを招待して園でつくったさつま芋がはいったさつま汁で会食をしますが、その野菜の下ごしらえは子どもたちがしています。このような体験を経て、卒園間近の3月には、親子でクッキングを実施しています。男女問わず、エプロン・三角巾を付けて、つくることも食べることも”楽しい”ということが身体に染み付いているので、意欲的に参加できています。

栄養士と調理員と保育士が連携を取り、協力し合いながら子どもたちと関わることで、初めて食育活動が成り立つと思います。保育園は生活の場なので、1日の生活全般が保育であり、食育であると思います。子どもを通して、親に、忘れられそうな伝統に気づいてもらい、子どもが楽しく生活することで、親にもゆとりが生まれてくると思います。こうしたことの積み重ねが親への啓発に繋がっているように思います。時間はかかっても、私たちができることを、できる範囲で実践していくことの役割があると思っています。地球の温暖化はますます進んでいて、暑さも年々厳しいです。が、子どもたちの笑顔から元気をもらって、今日も頑張れる私たちです。  

平成21年度 ーEM環境マガジン11回連載ーより抜粋

保育園を心のふるさとに(part8)

2013/05/09

近年核家族化と共に、食生活の乱れが気になります。朝食を摂らなかったり、おやつはお菓子の袋を預けられたり、好きな物ばかり与えていたり等々。こんな時だからこそ、日本の食文化の伝統や、食の大切さを子どものみならず親にも伝えていかなくてはならないと痛感しています。

園庭で野菜栽培


園内にある畑。子どもたちは見守り、育てた野菜のいのちをいただく

園庭に小さいながらも畑があります。調理残さや給食の残りをEMボカシと米のとぎ汁EM発酵液ですべて肥料化して、キュウリ、ナス、ネギ、シソ、ピーマン、トマト、サツマイモなどを少しずつくっています。作業は保育士が主に行うのですが、子どもたちは苗の成長を楽しみにして見守っています。花が咲いたら「きれいだね~」と喜び、実が付いてくると「大きい」「小さい」と言いながら収穫までを一喜一憂しています。こうして収穫できた野菜は、給食の食材で活かされますが、野菜が苦手という子どもでも挑戦してみようという気持ちが起こり、「食べられたよ、おいしいね」と笑顔を見せてくれます。

子どもたちが苗植えから参加するものにゴーヤづくりがあります。乳児室の窓際にグリーンカーテンで植えられたゴーヤは、子どもたちに苦い体験を提供します。毎年9月初旬の土、日曜日に行うお泊まり保育では、採れたてのゴーヤをジュースにして皆で飲みます。子どもたちはこの苦味は苦手ですが、いろんな味覚を体験する機会と考えて、毎回「ウエ~」という奇声を浴びながらも実施しています。

6月は夏祭りの園内みこしで振る舞われる恒例の梅ジュースづくりが年長児によって行われます。使用する梅は、保護者からいただいたり、ない場合は市販の梅を購入しますが、この場合米のとぎ汁EM発酵液でしっかり下洗いをします。年長児は、梅のヘタを取ったり、ジュースが抽出し易いように梅にフォークで傷を付ける作業を真剣に取り組みます。梅干しづくりでも毎年、ヘタ取りに活躍してくれます。


夏の一大イベント、園内みこしは子どもも保護者も総出で盛り上がる

園内みこしは、保護者全員のみならず祖父母も応援に駆けつけてくれる夏のイベントです。子どもたちが担いだみこしは、園を出発し、神社に行きお参りをして記念撮影。再び園に戻って会食します。この時にトウモロコシと梅ジュースが振る舞われます。皆さんマイカップを持参で、子どもや孫の手づくりジュースに目を細めて味わっておられます。保護者や祖父母が子どもや孫の成長を見守っているのと同じくらいとはいかないまでも、子どもたちは園庭で野菜を栽培する一連の行為から、食とはいのちを育て、そのいのちをいただいていることを体感しています。そして、「食べものさん、ありがとう」の感謝の気持ちを育んでいきます。私たち保育士は、幼児期こそ知識としてではなく、体験することを重視した保育をめざしています。

平成21年ーEM環境マガジン11回連載ーより 抜粋

保育園が心のふるさとに(part7)

2013/05/08

園庭の緑化、花や野菜づくりにもEM効果

当園は、神社の境内と言うこともあって周囲は多種類の大木が生い茂っています。そのため、夏は涼しく冬は暖かい恵まれた環境にありますが、有害な紫外線や光化学スモッグから子どもを守るには、できるだけ木を植えて木陰をつくり、草花を育て、小さいながらも畑で野菜を栽培するなど緑化に務めています。厨房では、米のとぎ汁を捨てずにEMで発酵液(活性液)をつくります。この発酵液が園内のすべてで大活躍するのです。


職員、園児、保護者も地球環境を見据えて取り組むエコ・リサイクル

調理前の野菜残さはEMボカシと混ぜて発酵肥料にします。EMボカシは玄米を精米する際に出る米ヌカを利用して職員がつくっています。給食後の残り物は園庭の片隅で、土とボカシを混ぜて発酵分解し、完全リサイクルをしています。完成した肥料は、園庭の畑やプランターで野菜を栽培し、収穫野菜は給食で子どもたちのお皿に並びます。さらに、園庭にリサイクルボックスや回収ネットを設置して、保護者の皆さんも協力をしてくれています。

地球環境と子どもたちの未来のために私たちができることは些細なことですが、「ハチドリのひとしずく」のごとく、「気づいたときがスタート。やるべきことはやらないと」と思っています。

平成21年ー環境マガジン11回連載ーより抜粋

夏野菜&稲を植えました

2013/05/07

大型連休が明けて、子ども達の元気な声が戻ってきました。今日の午後、年長さんたちが夏野菜の苗を植えました。園庭中央のEM畑は、年々フカフカの土になってきています。ナスやきゅうり等の苗の他に、モロヘイヤは種で撒いてみました。      稲は、従来は発泡スチロールの容器に植えていましたが、今年はペットボトルで試しています。

箱根駅伝で、日体大優勝の鍵は?

2013/05/02

「なぜ日体大は箱根駅伝で優勝できたのか?」
渡辺公二(日本体育大学陸上競技部特別強化委員長)コーチへのインタビュー記事があったのでお知らせします。  
          
Q。ー今年の正月の箱根駅伝は、日本体育大学が三十年ぶりに総合優勝しましたが、
    お聞きしたところによると、渡辺先生がコーチとして招聘され、一年で優勝に導かれたそうですね。ー
A。いま私は七十五歳なんですが、七十過ぎたらもう指導者をやめるつもりでした。家内からも
  「これからは人を育てるより、家で野菜を育てて」と(笑)。
  ところが、2012年の箱根駅伝では日体大が襷を繋ぐことができず、結局、創部史上最低の十九位に終わった  んですよ。別府監督は私が四十年間監督を務めた西脇工業高校時代の教え子なんです。
 また、日体大は私の母校でもあって、そんなことから私に指導の話がきました。

Q。ー昨年は襷を繋げず、今年は優勝というのは、一体どういう指導をされたのですか。ー
A。いや、大したことは何もしておりません。
四月に、まずは二週間という約束で横浜まで練習を見に行きました。
合宿所で一緒に寝泊まりしたのですが、選手たちは夜中の十二時近くまで起きている。
古い木造二階建ての寮でしたから、話し声が聞こえるんですね。
これじゃいかんと思って、結局そのまま八月いっぱいまで住み込んで、夜十時半消灯、朝五時半起床、
これを徹底させました。≫

  これだけが優勝の原因ではないと思いますが、やはり、早寝早起きは重要なカギを握っているのですね。